ウズベキスタン人の男５人再逮捕＝路上強盗、十数件関与か―警視庁

　東京都渋谷区の路上で、男性を蹴って現金を奪ったなどとして、警視庁国際犯罪対策課は１４日までに、強盗致傷容疑などで、無職のドゥナシェブ・ハサンボイ・マスカムジョン・ウグリ容疑者（２１）＝住居不定＝らウズベキスタン国籍の男５人を再逮捕した。同容疑者は黙秘しているという。

　同課によると、５人は昨年８月〜今年２月、新宿区や渋谷区などの繁華街で、酒に酔っている人を狙った強盗などを十数件繰り返していたとみられる。同課は盗んだクレジットカードで購入したスマートフォンを転売するなどして少なくとも８００万円を得ていたとみて調べる。

　再逮捕容疑は昨年１２月３０日午前５時半ごろ、渋谷区の路上で、外国籍の男性（２６）の顔面を蹴るなどしてけがをさせ、現金の入った財布やバッグなど計約２１万円相当を奪い逃走した疑い。

　同課によると、男性と一緒にいた女性（３１）にナンパを装って声をかけ、因縁を付けていた。

　５人は来日後に飲食店やモスクで知り合うなどした。秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」でやりとりし、同容疑者を中心に強盗の日時などを決めていたとみられる。

　５人は今年１〜３月、窃盗や詐欺容疑で逮捕、起訴されていた。