45歳女性。「投資」と「投資信託」は何がどう違うのでしょうか? 全く知識のない私でも始められますか?

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2025年05月19日 11:10  まいどなニュース

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投資への関心度は年々高まっています。※画像はイメージです。(taka/stock.adobe.com/)

「45歳女性です。昨年亡くなった母が老後の貯蓄が少なく苦労していたので、自分の将来についても不安を抱くようになりました。老後資金を増やすために投資を始めようかと思い調べてみると「投資信託」というものもあるようです。投資と投資信託はどう違うのでしょうか?全く知識のない私でも始められるでしょうか?」

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将来のための資産形成として昨今、投資が注目を集めています。NISAやiDeCo、投資信託や国債など、聞きなれない単語を数多く耳にする機会も増えた方もいるでしょう。投資と投資信託の違いについて簡単に解説します。

「投資信託」は「投資」の一部

結論として「投資」のうちの一つの手段として「投資信託」が存在します。例えるなら「投資」は「果物」で「投資信託」は「リンゴ」です。いくつもある「投資」の種類の中に「投資信託」があり、別物というわけではありません。

「投資」と「投資信託」の関係性が分かったところで、次はそれぞれの具体的な中身を見ていきます。

「投資」とは?

「投資」とは、将来的な利益増加を期待して金融資産に資金を投じることで、「投資信託」も含めた総称です。株を買う、不動産を買う、金やプラチナを持つことも「投資」に該当します。

この「投資」は基本的には全て自己判断、自己責任で行います。もちろん、利益が狙える一方で損失が発生する可能性もあるため、初心者にとってはいつ何をどれだけ買ったらよいかの判断が難しいです。

しかし、そんな悩みを解決する初心者におすすめの投資方法が存在します。それが「投資信託」です。

「投資信託」とは?

「投資信託」とは、投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用し、利益を投資家に分配すること、つまり投資を投資のプロに委託することです。多くの場合、金融機関で受け付けています。

初心者であっても気軽に始められるため人気の投資方法です。

次に「投資信託」のメリットとデメリットを解説します。

「投資信託」のメリット

投資信託は、プロに委託するため知識や経験のない初心者でも始めやすいことが大きなメリットです。そして、少額から始められるのもうれしいポイントでしょう。また、さまざまな投資方法を金融機関と相談して選択可能で、投資先を分散させる分散投資という、リスクをできるだけ抑えた投資方法も人気です。

「投資信託」のデメリット

投資信託にもデメリットはあります。プロに委託するので当然ではありますが、手数料がかかってしまいます。

また、投資信託は基本的に長期間でゆっくりと資産を増やすことを想定しています。つまり、短期間での高リスク高リターンな投資をすることは難しいでしょう。

さらに、投資である以上さまざまなリスクがあり、元本が保証されていない(元本割れするおそれもある)点も気をつけなければなりません。

   ◇   ◇

投資信託は、投資の一部です。初心者でも運用をプロに任せる投資信託なら気軽に始めやすいでしょう。

とはいえ、投資も投資信託も、ご自身の大切なお金を使って行うものです。メリットだけでなくリスクもともなうため、しっかりと知識をつけて計画的に行うことが重要です。資産状況やライフスタイルによって適した投資方法が異なります。ご自身に合う投資方法を探してみましょう。

【監修】瀧澤亮(たきさわ・りょう)2級ファイナンシャル・プランニング技能士 Webライター・ディレクター。将来を見据え、保険や年金のことを詳しく知り活用したいとの思いからFP資格取得を決意。現在FP2級を取得し、上位級も勉強中。Webライター・ディレクターとして、お金に関する記事の執筆やディレクション・監修を担当している。

(まいどなニュース/もくもくライターズ)

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