
今年9月13日(土)に開幕する東京2025世界陸上。
東京世界陸上財団は、今大会を「こどもに夢を届ける大会」としていくため、都内の全小学校に「陸上バトン」を寄贈する「バトンプロジェクト」を実施。アスリートアンバサダーの男子100m・サニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)と男子走幅跳・橋岡優輝(26、富士通)が19日、東京2025世界陸上公式マスコットの”りくワン”と共に都内の小学校を訪れた。
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生徒たちからの大歓声の中登場した、サニブラウンと橋岡。校庭に集まった5、6年生の生徒たちに向けてリレーのバトンを寄贈した後には、スペシャル授業を行い、体の動かし方やリレーバトンの受け渡し方などをレクチャーした。
スペシャル授業では、足を速くする方法を伝授。サニブラウン、橋岡も児童に混ざって一緒に体を動かした。片足手押し相撲では、サニブラウンと橋岡に挑もうと児童たちの大行列が。次々と倒していく2人に「強すぎ!」「すごい!」と声が上がった。
そして授業の最後には、日本陸上界のお家芸であるバトンパスをレクチャーした。サニブラウンから橋岡への夢のようなバトンパスに興味津々の児童たち。「本気で走って!」という児童たちの要望に「本気で走ったら見えないよ、速すぎて」と笑いを誘う場面も。
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最後に、「東京世界陸上では、しっかり大ジャンプをして、みんなに、会ったことがある!と周りに自慢してもらえるよう頑張るので応援お願いします」とメッセージを送った橋岡。児童と触れ合い「すごく元気をもらえた。子どもたちに夢を与える存在になるために、より一層頑張らないといけないと思った」と振り返った。
世界陸上は「世界最高の大運動会。世界の強い選手たちに挑める数少ない試合で一番楽しい大会」と話したサニブラウンは、「バトンと言えば人と人をつなぐもの。こういうところで子どもたちと触れ合うことで、子どもたちの記憶に残って何かしらに繋がってくれたら」と語った。
前日出場予定だったセイコーゴールデングランプリの欠場に関しては「世界陸上を考えてリスクを負うべきじゃないと考えた」と話し、「これからアメリカに戻って練習を積んで調子を上げていきたい。一生に一度しかない東京大会なので、自分の全身全霊をもって挑みたいし、日本の応援してくれてる方々にいい姿を見せたい」と力を込めた。