オークス2025に出走予定のパラディレーヌ(今年3月撮影、ユーザー提供:Spice Upさん) 22年目のベテラン・丹内祐次騎手が、オークス(3歳牝・GI・芝2400m)のパラディレーヌ(牝3、栗東・千田輝彦厩舎)でGI初制覇を狙う。
丹内騎手は85年生まれの39歳。04年に美浦・清水美波厩舎からデビュー。同期には川田将雅騎手や吉田隼人騎手がいる。JRA通算11985戦590勝。勝利数が1桁に留まった年もあったが、誰からも愛される親しみやすい性格、さらには故・岡田繁幸氏のサポートもあり、徐々に騎乗数と勝利数が増加。昨年に自己最多となる70勝をマークすると、今年もここまで47勝を挙げて、全国リーディング2位につけている。
オークスのパートナーはテン乗りとなるパラディレーヌだ。キズナ産駒の大型牝馬。デビュー2戦目から未勝利、つばき賞と悠々2連勝。前走のフラワーCは惜しくも2着だったが、後方からグイグイ伸びて、改めて力を示す内容だった。今回は更なる相手強化となるが、初の2400mを克服できれば上位争い可能だろう。
丹内騎手はこれまでJRAの重賞を9勝している。しかし、GIは16回騎乗し、23年の高松宮記念のトゥラヴェスーラの3着が最高着順。オークスは初騎乗となる。同期では川田将雅騎手、吉田隼人騎手、藤岡佑介騎手、津村明秀騎手に続き、5人目となるGIジョッキーの座をつかみ取ってほしい。