【平安S展望】実績馬メイショウハリオが中心も、波乱含みの一戦

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2025年05月20日 06:00  netkeiba

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平安Sに出走予定のメイショウハリオ(撮影:高橋正和)
 京都競馬場で行われるダートGIII・平安ステークス。ダート1900mという舞台設定はスタミナとパワーが要求され、過去のレースを見ても力のある馬が上位を賑わすことが多いのが通例だ。今年も実績馬から上がり馬まで多彩なメンバー構成となり、一筋縄ではいかない混戦模様である。

1.前走1番人気馬を信頼

 過去10回で、前走で1番人気だった馬は[4-4-1-17]で勝率15.4%、複勝率34.6%、単勝回収率101%、複勝回収率102%と好成績。他では前走5番人気だけ何故か突出して良い(複勝率35.7%、複勝回収率207%)が、ここは素直に前走で1番人気に支持された馬を評価したい。

2.距離短縮ローテーションの馬に妙味

 前走よりも距離が短縮されるローテーションで臨む馬は、過去のデータで注目すべき成績を残している。該当馬は[5-4-3-27]で、勝率12.8%、複勝率は30.8%である。特筆すべきは複勝回収率で、186%と非常に高い数値を示しており、人気薄の馬でも馬券に絡む可能性が高いことを示唆する。

3.前走が中央GI組は信頼度、妙味ともに十分

 過去10回で、前走でGIレースに出走していた馬は[2-2-1-4]で、勝率22.2%、複勝率は55.6%と半数以上が馬券に絡んでいる。単勝回収率も123%、複勝回収率も123%と、馬券的な妙味も十分である。GIという厳しい条件を戦ってきた実績は、ここでも信頼できる要素と言える。なお、前走がサウジCの馬は[1-0-1-0]、東京大賞典の馬は[1-0-0-0]と好走していて、前走が川崎記念の馬は3頭が出走していずれも着外になっている。ただ、今年は川崎記念の時期が変わったので、これについては一概に言えない。

 メイショウハリオは前走の川崎記念を制し、GI級4勝の実績はメンバー中では断然の存在である。8歳という年齢になったが、その実力に陰りは見られない。今回は距離短縮で、他にGI級に出走した馬がいないメンバーを考えると中心視が妥当だろう。

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