画像提供:マイナビニュースメンズのスキンケア&ヘアケア事情のリアルを探る本企画。過去2回の座談会で男子大学生たちの実情がかなり見えてきたが、ラストとなる今回は特別編をお届けしたい。ズバリ、巷を賑わす「風呂キャンセル界隈」について。学生が感じる風呂キャンのリアルとは?
「風呂キャンセル界隈」とは、入浴やシャワーを面倒に感じて避ける人々や、その行動を意味するインターネットスラングのこと。賛否両論(?)が分かれる“風呂キャン”について、男子大学生たちが本音で語り合う!
みんな、風呂は入ってる? 周りに“風呂キャン”はいる?
――「風呂キャンセル界隈」という言葉が流行語になりましたが、皆さんはいかがですか?
男子学生Aさん:とりあえず僕は、どんなに酔っ払っていても絶対に風呂は溜めて入ります。周りはシャワーだけっていう友達も多いですが、僕は風呂に入らないと寝られません。キャンドルも焚きますね。女子にそれを言うと、「えっ、ヤバッ。めっちゃいい!」って褒められます。
男子学生Bさん:風呂は毎日入りますね。「風呂キャンセル界隈」というのがあるのは知っていますけど、それでいいという感覚はちょっとよくわかりません……。
男子学生Cさん:僕も風呂は毎日入りますし、入らないというのは考えられないですね。
――みなさんの周りに、いわゆる「風呂キャンセル界隈」と呼ばれるような人はいますか?
男子学生Bさん:僕の周りだと、「終電を逃して朝帰りになって、ダルいから風呂に入らずにそのまま寝た」っていうくらいの人はいます。それくらいなら気持ちもわかりますが……。
男子学生Aさん:1〜2日は風呂に入らなくても平気だっていう人はいますね。「今日はあまり外出してないし、面倒くさい」っていう理由で。僕は「ちゃんと入れよ」って言うんですけどね。ありえないですよ。絶対に入ったほうがいい。でも、僕の周りだと女子に多い気がしますね。女性のほうが髪も長いし、いろいろ面倒くさいんでしょうけど。
男子学生Cさん:確かに、僕の周りも女性のほうが多いかも。でも、そういうのって正直、「俺は今日寝てない」って言っている人と同じだと思うんですよね。強がっているっていうか。
――えっ、どういうことですか?
男子学生Cさん:僕の周りだと、きれいな女性に限ってそういうことを言う気がするんですよね。風呂に入らないことをファッションにしているというか。「風呂に入っていないけど私きれいでしょ」っていうアピール。「昨日寝てないけど元気です」みたいなアレと近い気がします。
男子学生Aさん:それだ! それ、答えですよ。なんで女優さんやモデルさんで「風呂キャンセル界隈」なんて出てきたんだろうって思ってたけど、それだ。「風呂に入っていないけど私きれいでしょ」っていうアピールだ……。
男子学生Cさん:風呂に入らないのは自由ですが、僕の価値観だと「汚いな」って思っちゃいます。そもそも「風呂に入ってない」なんてわざわざ宣言しなくていいし、「もっと恥ずかしがってくれよ」って思う。ただ、僕の周りの「風呂キャンセル界隈」も別に臭いわけじゃないし、まぁいいのかもしれませんけどね。
男子学生Aさん:僕は結構言うようにしてますね。「昨日、風呂入ってないの」って言われたら、とりあえず「クサッ!」ってイジる感じです。イジられて逆に喜んじゃう人もいるんですけど(笑)
キャンセル界隈は風呂だけにとどまらない?
――ちなみに、もし彼女が「風呂キャンセル界隈」だったら……。
男子学生Aさん:めっちゃ無理。速攻で別れますね。「私、風呂入らないんだよね」なんて無理です。ちゃんと無理かもしれないです。
男子学生Bさん:考えられないですね。隣にいて変な臭いがしたらマジで嫌です……。
男子学生Cさん:冬なら1日くらいは別にいいかなぁ。夏は絶対に嫌ですけど。
男子学生Aさん:もしかしたら、「風呂キャンセル界隈」って社会人のほうが多いんじゃないですか?
――だけど、「風呂キャンセル界隈」の勢いってどこまで続くんでしょうね?
男子学生Bさん:一生終わらないと思いますよ。
男子学生Aさん:僕も定着すると思います。「あっ、乗っかっていいんだ」「私と同じ人がいたんだ」っていう、日本人の悪い癖が出ちゃってる感じがしますもん。むしろ風呂だけじゃなく、いろんなキャンセル界隈がこれから出てくるんじゃないですか? 「自炊キャンセル界隈」とか。そういう言葉が今のところないだけで、潜在的にいろんな「キャンセル界隈」がいると思うなぁ。
――「洗濯キャンセル界隈」とか……?
男子学生Cさん:「洗濯キャンセル界隈」の女性なんて、むしろウェルカムですけどね。
男子学生Aさん&Bさん:ええっ!?
全3回にわたってお送りした、メンズのスキンケア&ヘアケア(と“風呂キャン”)に関する男子学生座談会。まだスキンケアやヘアケアが女性特有のお手入れだと思っているなら、どうやらそれは誤解かも。
今回明らかになったメンズのリアル事情を参考に、まずはできそうな範囲からスキンケア&ヘアケアに取り組んでみよう!(猿川佑)