【オークス】M.デムーロ騎手が4年ぶりのJRA・GI制覇へ 桜花賞3着のリンクスティップで参戦
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2025年05月20日 12:00 netkeiba

オークス2025に出走予定のリンクスティップ(今年2月撮影、ユーザー提供:とりきさん) M.デムーロ騎手がオークス(3歳牝・GI・芝2400m)のリンクスティップ(牝3、栗東・西村真幸厩舎)で4年ぶりのJRA・GI制覇を目指す。
M.デムーロ騎手は79年1月11日生まれ、イタリア出身の46歳。94年に騎手デビュー。99年以降は毎年のように短期免許で来日し、ネオユニヴァースやヴィクトワールピサで国内外のG1を制覇。そして15年にJRAの騎手免許を取得した。JRA通算8525戦1328勝。GIは34勝している。しかしながら、直近の勝利は21年の阪神JFのサークルオブライフ。目下46連敗中で、その間に1番人気に1頭、2番人気と3番人気に2頭ずつ騎乗していることを考えると、やや物足りない成績といえる。一方で今年の3戦は大阪杯のエコロヴァルツが4着(10番人気)、桜花賞のリンクスティップが3着(4番人気)、ヴィクトリアマイルのシランケドが3着(7番人気)だから、勢いを取り戻しつつもある。
オークスのパートナーはリンクスティップだ。デビューからの2戦はM.デムーロ騎手の弟のC.デムーロ騎手とタッグ。新馬こそ2着だったが、続く未勝利で勝ち上がりを決めた。そして3戦目からはM.デムーロ騎手とコンビ結成。きさらぎ賞で2着に食い込んで賞金を加算すると、前走の桜花賞でも最後方から追い込んで3着に健闘。仮に発馬五分なら際どいレースになったかも…と思わせる走りだった。迎える今回、2400mへの距離延長は大きなプラス。待望の2勝目がGIの大舞台となっても何ら不思議はない。
M.デムーロ騎手にとってオークスは【2-0-2-6】と相性のいいレースだ。19年のラヴズオンリーユー、21年のユーバーレーベンに続く3勝目を手にするとともに、「GI請負人」の復活を全国に知らしめてほしい。
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