
「これギリやな。ぎっりぎり。全然怒らへんけどな。不在にしててごめんね。でもぎっりぎりやで。だってこれ入れてへん。刺してる。でもお父さんはこんなんでは怒らへん。お父さんやから。でもぎっりぎりやで。ちょーど怒らへんところのぎっりぎり」
ある日のこと、ヘイヘイさん(@heiheihoihoi1)の家に、某大手オンラインショップで購入した商品が届きました。しかし、荷物が投函されていたポストを見てヘイヘイさんはびっくり。その時の感想を、X(旧Twitter)に上のような文章で表しました。
ヘイヘイさんがその際に公開した写真を見ると、ポストに箱が押し込まれ、差込口のところで止まった状態で放置されています。これは確かに入れているとはいえません、刺してます。
あまりに雑な投函のされ方ですが、ヘイヘイさんは「ぎっりぎり」のところで、怒らなかったとのこと――。
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配達時にチャイムに出られず後で取りに行ったら…
しかし、なぜこのような荷物の届け方をされてしまったのでしょう?
ヘイヘイさんによると、荷物の中身は“3足セットの靴下”だったそうです。配送については時間指定をしており、その時間帯に受け取れるよう家で待機していたそう。しかし、その時仕事の電話が入ってしまい、インターフォンのチャイムが鳴っても、あいにく出ることができませんでした。
「申し訳ない」と思いつつ、電話を終えてすぐにポストに向かいます。すると、「ポストに刺さっていた箱」を見つけたとのこと。
見た瞬間は、他人事だと思って「これあかんやろ(笑)」と笑ってしまったというヘイヘイさん。しかしこの直後、この荷物が自分のものだったと気づき――。
「配達員さんもかなりイラッとしたと思うんです。僕も申し訳ない気持ちではいましたが、自分の物と気づいて『おい!』ってなりましたね。配達員さんと同じくらい?の怒りは出たんじゃないかと思いました」(ヘイヘイさん)
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イラッとはしたものの、これでおあいこか?と、状況を面白くも感じたというヘイヘイさん。指定した時間に受け取らなかったらこうなったぞ――という自虐のつもりで、Xに書き込んだところ、投稿はたくさんの方々からの注目を集め、30万近くのいいねが付く話題になりました。
――商品には問題はありませんでしたか?
ヘイヘイさん:靴下だったので大丈夫でした。商品に対して箱がだいぶ大きかったかと思います。なので、そこそこ箱を潰しても商品は傷つかないのは配達員さんも分かったと思います。それでも、今写真を見返すとやりすぎかなと思いますね(笑)。
――このような配達サービスはよく利用されるのですか?似たような経験は?
ヘイヘイさん:よく使います。今までこのような入れ方をされたことはないです。
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――配送業者に連絡などはされましたか?
ヘイヘイさん:特にしていません。
リプ欄にも「こんな入れ方をされた」の声
驚きの荷物の入れられ方をされたというヘイヘイさんの投稿。
リプ欄にもたくさんの反響がありました。
「ほんとギリッギリ…」
「配達員も頑張ったんやろなーって思うくらいに、刺してる」
「これは怒っていいと思う」
「落ちてないからセーフ(?)」
「これでよしっ!と思った配達員さんの心理が読めない」
「親切な人もいます。配達員にも当たりハズレあるんすね」
さらに、「自分もこんな配達・投函のされ方をした」という声もありました。
「私のうちは捩じ込まれて、つぶされていました。。。」
「『置き配しない』と設定しているのに、置き配されていた事あります」
「プラモデルでこれされて中身バッキバキになってた事がありました」
なかには、その時の様子について写真つきで紹介される方も――。
「私はもう完璧に完璧だったことあります。うちのポスト測ってから箱詰めした?ってくらい完璧でした。拍手!」
「明らかに宅配ボックスのドア閉まらんのに、ぶち込まれて開きっぱなしのまま配達完了になってました」
思い返せば、筆者も配達されてきた商品の箱の一部が明らかに潰れており、箱の開閉部を留めるテープが切られていて、開けられたような痕跡が残っていたことがありました。おそらく、配達員の方で中身が無事であることを確認したのだと思いますが、それならそうと説明して欲しかった――と少し不満に思った記憶があります。
ヘイヘイさんも、今回の荷物の届けられ方には疑問を覚えたようですが、配達方法を責めるつもりはなく、「不在にしたしお互い様かな」という感覚だったといいます。ただ、それは箱の中身が靴下のような壊れにくいものだったからかもしれません。
「リプ欄を見ると、商品に傷が入ってしまったり、高価なものでも荒い扱いをされたりした人たちも多くてびっくりしました。さすがにそういった場合は僕もクレームすると思います」(ヘイヘイさん)
◇ ◇
配達業者のスタッフの方も仕事が忙しく、つい焦ったり苛立ったりすることもあるかもしれません。ですが、配達先の顧客のことも考えて、できる限り綺麗な状態で商品を届けようとする姿勢を大切にしてほしいですね。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))