来季から卓球Tリーグ琉球アスティーダの新監督に就任する田勢邦史氏(43)が21日、都内で会見を開き、3季ぶりの優勝へ決意を示した。21年10月から今年3月まで男子日本代表監督を務めた新指揮官は「選手、サポーターで一丸となって王座奪還を目指したい」と意気込んだ。
沖縄を拠点とする琉球は20−21年、22−23年シーズンに優勝。24−25年はレギュラーシーズンで1位となり、上位3チームによるプレーオフは2位だった。
田勢氏は7月26日開幕の来季へ「王座奪還へ元気で明るく、活発なチームをつくっていきたい。若い選手からベテランの選手まで、みんなで競争しながら一丸となって優勝したい」と決意表明。日本代表からTリーグの監督へと立場は変わるが「チームを率いる責任は両方同じ。緊張感もあって、身が引き締まる思い。Tリーグの中から、若い選手を育てないといけない。中学生から日の丸をつけて、世界へ出ていくような選手を増やしたい」と力を込めた。
新たなビジョンとして、子どもたちとの交流活動に力を入れる構想も打ち明けた。全国各地で中高生向けのイベントを開催するといい「日本社会やスポーツ界には、少子化や部活動といった問題がある。イベントを通じて『卓球、面白いな』『スポーツ、始めたいな』という子を増やすことで、さらなる発展へとつながっていく」と熱い思いを口にした。
琉球代表の早川周作氏も会見に出席。「チーム力で勝っていくチームをつくっていきたい。数々の修羅場を乗り越えてきた田勢新監督にチームの全権をお任せしたい」と期待を込めた。
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