契約解除金は約58億円…注目の若手FWデラップ争奪戦、鍵を握るのはEL決勝の結果か
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2025年05月21日 16:14 サッカーキング

去就に注目が集まるデラップ [写真]=Getty Images イプスウィッチに所属するイングランド人FWリアム・デラップに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。20日、イギリス紙『ミラー』や『ESPN』が伝えている。
現在22歳のデラップは、その驚異的なロングスローから“人間発射台”の異名を取った元アイルランド代表MFロリー・デラップ氏の実子。2019年夏にマンチェスター・シティの下部組織に加入し、2020−21シーズンにトップチームデビューを飾った。しかし、定位置を確保するまでには至らず、ストークやプレストン、ハル・シティへのレンタル移籍を経て、昨年夏からはイプスウィッチでプレーしている。
イプスウィッチは1年でのチャンピオンシップ(2部リーグ)降格が決まったが、デラップは今シーズンここまで公式戦36試合に出場し12ゴール2アシストを記録するなどエースストライカーとして躍動。こうした活躍により、現行契約は2029年6月末まで残されているものの、今夏の移籍市場でのステップアップが盛んに噂されている。
マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが新天地の有力候補となっているデラップだが、現地時間21日に控えるヨーロッパリーグ(EL)決勝の結果が去就に大きな影響を与えることになるかもしれない。報道によると、マンチェスター・ユナイテッドがトッテナムとのEL決勝に勝利し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した場合、デラップ争奪戦において極めて有利になるとのこと。一方、EL決勝に敗れて来シーズンの欧州コンペティションへの出場権を逃した場合は、リーグ戦を7位以上で終えることが確定しているチェルシーが、最有力候補に躍り出る可能性があるようだ。
また、ここに来てニューカッスルもデラップの獲得に興味を示している模様。イプスウィッチの降格によって契約解除金が3000万ポンド(約58億円)まで下がったと報じられているが、争奪戦を制するのはどのクラブになるだろうか。
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