マンUとのEL決勝に臨むソン・フンミン [写真]=Getty Images トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンがタイトル獲得への決意を語った。20日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。
アンジェ・ポステコグルー体制2年目の今シーズンはプレミアリーグで17位に低迷しているトッテナムだが、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出。リーグフェーズを5勝2分1敗の4位で終えると、決勝トーナメントに入ってからはAZ、フランクフルト、ボデ/グリムトを撃破し、決勝の地『サン・マメス』への切符を掴み取った。
現地時間21日の決勝で激突するのはマンチェスター・ユナイテッド。トッテナムと同じく今シーズンはプレミアリーグで苦戦が続き、昨年10月にはエリック・テン・ハフ前監督の解任を決断。ルベン・アモリム監督就任後も状況は大きく改善されず16位に沈んでいるが、ELでは粘り強い戦いを見せ、8シーズンぶり2度目の優勝に王手をかけた。
2015年夏に加入したソン・フンミンにとっては、悲願の初タイトルをかけた試合に。32歳のキャプテンは「決して忘れることのできない歴史的な一日になることを願っている。決勝だからといって選手を鼓舞する必要はない。団結し、冷静に正しいことをしようと言うだけだ」と前置きしつつ、優勝への意気込みを次のように示した。
「僕はここに10年いるが、ただトロフィーを獲得したいと思っている。しかし、この期間でまだ誰も成し遂げることができていない。だからこそ、僕にとっても、選手全員、ファン、クラブにとっても特別な日になるだろう。もし、ここでトロフィーを獲得できれば、歴史とメンタリティーを変えることができる。そして、願わくばこれからもトロフィーを獲得し続けたいと思っているよ」
「未来は誰にも分からない。来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)に出場し、決勝に辿り着けるかもしれない。でも、今目の前にあるチャンスは現実だ。これが最後のチャンスかもしれないし、別のチャンスがあるかもしれない。とにかく、トロフィーを掲げて、みんなと喜び合いたいね」
プレミア勢対決となったEL決勝は、日本時間22日の午前4時にキックオフされる。