大和悠河&Cocomi、『怪盗クイーン』新作で初共演 理想の“優雅なバカンス”で意気投合!

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2025年05月23日 09:10  クランクイン!

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(左から)Cocomi、大和悠河  クランクイン! 写真:高野広美
 人気児童書「怪盗クイーン」シリーズを劇場アニメ化する『怪盗クイーンの優雅な休暇(バカンス)』が5月23日に公開される。本作で声優を務める、元宝塚歌劇団宙組トップスターで卒業後は舞台、ミュージカル、オペラと多彩な作品で輝きを放つ女優・大和悠河と、フルート奏者としてはもちろん、モデル、声優とジャンルを問わない活躍を見せるCocomiにインタビュー。さまざまな魅力の詰まった本作の見どころや、2人の理想の“優雅な休暇”を語ってもらった。

【写真】大和悠河&Cocomi、華やかなオーラあふれる撮りおろしショット!

◆大和が演じるクイーンの生声にCocomi「耳がずっと幸せでした」

 はやみねかおる・K2商会が手掛ける「怪盗クイーン」は、2002年より刊行され累計発行部数130万部を突破する人気児童書シリーズ。2022年、初のアニメ化として全国上映された劇場OVA『怪盗クイーンはサーカスがお好き』に続く本作では、主人公・怪盗クイーンが、因縁の相手から叩きつけられた挑戦状に誘われ、豪華客船ロイヤルサッチモ号に乗りこみ、宝石を巡り大騒動を繰り広げるさまが描かれる。

 大和が前作に続き声を務めるのは、性別・年齢・国籍不明、独自の美学を持ち、どんな不可能な犯行も華麗に成し遂げる神出鬼没の大怪盗・クイーン。今回初参戦となるCocomiは、クイーンたちが豪華客船で出会う、クイーンに憧れている王女・イルマを演じる。

――大和さんは、前作に引き続いてのクイーン役です。お話を聞かれた時のお気持ちはいかがでしたか?

大和:「怪盗クイーン」シリーズは何十作も出版されている人気作ですから、1作目を録り終わって、「できたら2作目もやりたいな」「ずっと続くといいな」と思っていたんです。そんな時に、今回のお話をいただいたので「やったー!!!」って(笑)。私も大好きな作品ですし、またクイーンを演じられるということがすごくうれしくって、ワクワクしっぱなしでした。しかも、「優雅な休暇」からは新たな登場人物がいっぱい出てくるので、私自身もさらに「よし、頑張ろう!」と思ったのと同時に、新しいキャラクターたちにどんな命が吹き込まれるのだろうとすごく楽しみでしたね。

――そんな今回初登場となるイルマを演じられたCocomiさんですが、イルマ姫の印象はいかがでしたか?

Cocomi:キャラクターのイメージ写真を拝見して、“THEお姫様”な見た目のキャラクターだなと感じました。台本や原作を読ませていただいたところ、溌剌とした性格のフレッシュな女の子で、チャレンジングなお仕事になりそうだなとも思ったのですが、とてもワクワクしました。

――声優活動は、『漁港の肉子ちゃん』で演じられたキクコちゃんに続いて2回目。前回とは正反対な役どころですね。

Cocomi:全然違いました(笑)。イルマ姫は女の子らしい、でも芯の通っている子なのですが、反応や表情がとてもかわいくて! 喜怒哀楽がはっきりしているキャラクターでもあるのですが、自分はそういうタイプではないので(笑)、どうやって表現しようかというのが課題でした。

――イルマ姫の「無礼者!」というセリフが印象的でした(笑)。

Cocomi:そうなんです(笑)。「無礼者!」というセリフがさまざまなシチュエーションで何度も出てくるのですが、全部が一緒になってしまうとストレートすぎるので、どの場面でどうしようかとすごく悩みました。

――大和さんが演じられたクイーンは、性別・年齢・国籍不明というところが、大和さんにピッタリに思いました。

Cocomi:(大きくうなずきつつ)確かに!

大和:(笑)。宝塚時代も年齢や国籍、性別などがわからないような役は意外とありました。ダンスで表現するショーなどで、死神や、悪魔、妖精といったキャラクターを、いろいろと想像して自分で作りあげることが多かったんですよね。その延長線上で、また素敵な、何もわからない役を演じられるというのは、自分でいろいろと考えられるのですごく楽しかったです。

――それぞれ、大和さんが演じられるクイーン、Cocomiさんが演じられるイルマを実際に聞かれた感想はいかがですか?

大和:声を入れている時から、Cocomiちゃんはうん!イルマ姫だ!って思っていました。ご本人は全然そうじゃないっておっしゃいますけど、イルマ姫が一生懸命クイーンのマネをして怪盗になろうとしていたり、だけどこれから背負うものを自分の中ではちゃんとわかっていてすごく芯のあるところだったりが、Cocomiちゃんにぴったりだなって。収録が進むにつれて、どんどんどんどんイルマ姫に見えてきました。芯はあるけれど、すごくピュアなところが本当にぴったりだなと思っています。

――というお言葉がありましたが。

Cocomi:めちゃくちゃうれしいです! 私も初めてスタジオで収録されているお声を聞いたときに、本当に命を吹き込むってこういうことなんだなっていうのを目の当たりにして感動しました。映像はラフ画像だったのですが、完成した絵に見えるくらい、セリフの言い方や息遣いがクイーンそのままで本当にカッコよかったです。耳がずっと幸せでした!

◆ジョーカーとイルマ姫の関係性に大和&Cocomi胸キュン!


――見どころの詰まった本作ですが、おすすめポイントを教えてください。

大和:いっぱいあるのですが、クイーンでいうと、普段男性なのか女性なのかわからない見た目でいるところ、今回はアンジェリクという人物としてドレスを着て出てくるので、そのチェンジ具合というか、クイーンとアンジェリクを行ったり来たりするところがポイントかなと思っています。アンジェリクの時は紫のシャドウやリップをしていて「クイーンってけっこう凝ってるな」と感じました(笑)。あとは今回バトルシーンが多いです! 暗殺者集団である初楼の皆さんと戦っているのでそこも観ていただきたいですね。

Cocomi:クイーンはもちろん、各キャラクターとイルマ姫の関係性が、物語が進んでいくうちにどんどん変化していくんです。イルマ自身最初は少し未熟なところもあるのですが、だんだんとみんなの支えもあって成長していくので、そこが見どころだと思います。

――今回、加藤和樹さんが演じられる、怪盗クイーンの仕事上のパートナー、ジョーカーくんが大活躍を見せます。

大和&Cocomi:(声をそろえて)カッコいいですよね〜(笑)。

大和:必死にイルマ姫を守って、ずっとついていってる姿が、クイーン的に見ると、すごくいいなって(笑)。(ジョーカーとイルマの)2人の場面が多いのですが、関係性が深まっていくところがとても素敵で感動しました。

Cocomi:2人の関係は、見方によっては恋愛感情のように感じるところもあると思うんですけど、その一方で兄妹愛のようなんですよね!

大和:2人はどこか似てるんだよね〜。

Cocomi:そうなんですよ!(笑)

大和:最後のほうは心と心がぶつかる感じで感動するよね!

Cocomi:バリアがなくなる感じなんですよね。

大和:自分をさらけだすことって、数多く友達がいたとしても意外と少ないような気がするんですけど、ああいうふうに深いところでぶつかりあえるのはすごく貴重ですよね。2人巡り合えてよかったよね(笑)。

Cocomi:よかったですよね。しかも、イルマ姫は王位継承者、王女というのもありますし、心の中を打ち明けられる相手っていなかったと思うんです。そんな中、ジョーカーに会えて、ちゃんと自分の気持ちを言えて覚悟も決めることができて、本当によかったね〜って思います。

◆Cocomiの憧れのバカンスはパリ 現地在住・大和悠河のおすすめは?


――今回のタイトルは『優雅な休暇(バカンス)』ですが、おふたりが考えられる“優雅なバカンス”とはどういったものですか?

Cocomi:私は、場所となったらパリになっちゃいます。

――大和さんは、今、パリにお住まいですよね?

大和:はい! 私、今、パリに住んでおります(笑)。

Cocomi:もう本当に羨ましくって!

大和:パリは面白い街というか、道が放射線状に広がっているので、同じところに行くにも何通りも行き方があって、道がたくさんあるんですね。その途中に素敵なカフェやお店があるので楽しくって。Cocomiちゃんは音楽もやられているから、パリの音楽も楽しめると思いますよ。いろんなところに行くバカンスもいいですけど、私もずっとパリの音楽を聴いていたいですね。

Cocomi:パリの街をお散歩して、チラシで偶然見かけた教会の演奏会にふらっと行ってみたりしたいです。教会は天井も高いですし、石で作られているから音が響くんですよね。オルガンも迫力が違いますし、そういうカテドラルを巡ったり美術館に行ったり、ゆったり優雅なバカンスを過ごしたいです。大和さんのライフスタイルは本当に憧れです。

大和:ルーブル美術館の“年パス”(年間パスポート)を持ってるんです。気が向いたときにパッと行けて、あくせくせずに「今日はこの作品だけ」と余裕を持って鑑賞できるというのは気持ちいいですよ(笑)。

Cocomi:羨ましすぎます!

――大和さんは今年初舞台から30周年を迎えられました。30年輝き続ける原動力はどんなことですか?

大和:芸事には終わりがないとよく言いますが、やればやるほど、課題やこれもやりたい!これも身につけたい!というものがどんどん出てくるんですよね。それが原動力になっているのかもしれません。本当に終わりがなくって、常に上を目指していけるっていうのはいいなって思います。

――Cocomiさんは、Cocomi名義で活動を始めて5年が経ちますが、今後はどんな活動をしていきたいですか?

Cocomi:もちろん音楽を中心にしながらも、いろんなことに興味や好奇心があるので、さまざまなことに挑戦しながら、音楽の表現にもいい化学反応を起こして成長していけたらなと思います。今回の作品を通しても、新しい学びや発見がたくさんあったので、今後の音楽活動にも活かしていきたいです。

――では最後に、作品を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

大和:「怪盗クイーン」シリーズも2作品目になるのですが、この作品のいいところって、とても個性豊かなキャラクターが出てくるということと、悪者的な役であったとしても、はやみね先生がとても愛すべきキャラクターに書いてくださっていて、とても人間味あふれるところが愛される理由だと思います。小説を読んだことのあるファンの皆様にも、初めて作品に触れられる方にも楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひ劇場に観に来ていただけたらと思います。

Cocomi:新しいキャラクターのイルマを演じさせていただけてとても光栄でしたし、映画の内容も人がどう成長していくのかということを描いている素敵なストーリーだと思います。エキサイティングなシーンはもちろん、ほっこりするような場面もあったり、考えさせられるような場面もあったり、いろんな風に心に響く作品なので、楽しんでいただけたらうれしいです。

(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)

 劇場アニメ『怪盗クイーンの優雅な休暇』は、5月23日全国公開。

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  • 大和悠河さん47歳、綺麗だし若い。
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