5月16日(日本時間、以下同)、ドジャースの大谷翔平選手(30)は本拠地ドジャー・スタジアムの対アスレチックス戦で2打席連続ホームランを放った。翌日も16号を打ち、両リーグ通じて単独トップに立った。スポーツ紙記者は言う。
「打率も3割を超えました。試合後はすぐに球場を後にしていますから、真美子さんと生まれて間もない愛娘、そしてデコピンが待つ自宅に帰れる日常が好調の原動力なのでしょう」
現在は真美子さんの実母が育児をサポートしていると語るのは在米ジャーナリストだ。
「シーズンの間、メジャーリーガーは米国各地への遠征で1週間前後、自宅に帰れない時期が定期的にあります。当面の間は真美子さんのお母さんが自宅で手伝ってくれていますが、しばらくしたら帰国しなければなりません。真美子さんはその前に大谷選手の食事のサポートと育児を両立するためにはどうすべきか、周囲の意見に耳を傾けていると聞いています」
『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2025』の著者でスポーツライターの友成那智さんは言う。
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「大谷選手といえば1日10〜12時間は寝ることで知られています。しかし真美子さんの出産後は、赤ちゃんの夜泣きや夜中のオムツ替え、授乳など新米パパとしての役目を果たす必要が。そのため好調を維持するために、睡眠時間の確保が課題になるはずです。
パパ初アーチとなる第7号先頭打者弾を放った4月30日の試合後は、『寝不足気味だけど、心地のいい寝不足というか、幸せな寝不足だった』と話していました。とはいえ、これから続く育児生活は“幸せな寝不足”と言ってばかりはいられません。そのためにもチームメートで先輩パパであるフィリップス投手の体験談は参考になったはずです」
■“ハリウッドナニー”の異名をとる女性も
エバン・フィリップス投手(30)は’21年にドジャース入り。今季の年俸は610万ドル(約9億円)の人気選手だ。’20年に結婚したエリザベス夫人との間に’23年4月、第1子となる男児が誕生した。前出の在米ジャーナリストは続ける。
「男児は予定より約7週間早く生まれ、長らくNICU(新生児集中治療室)で過ごしました。退院後も夜泣きがひどく、夫妻はよく眠れずに悩んでいたそうです。そこで夫妻は球団やチームメートに相談して、夜間はしばらく“ナイトナニー”にお願いすることに決めたのです。2人は心身ともに元気を取り戻しました。
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その経験からフィリップス投手は大谷選手に“寝不足は致命的だから睡眠は本当に大事。真美子夫人のためにもナイトナニーを勧める”とアドバイスしたそうです。夫人会でもエリザベスさんはナイトナニーの実体験を伝えていたといいます。真美子さんも早産でしたから、早々にリサーチを始めたようですね」(前出・在米ジャーナリスト)
ナイトナニーとは、夜間に赤ちゃんの面倒を見てくれる乳母のこと。依頼された家に寝泊まりすることが前提だという。前出の友成さんは続ける。
「ナニーはイギリスが発祥の職業で在宅や訪問でベビーシッターと家庭教師を兼任します。ナニーの専門養成学校もあります。メジャーリーガーがナニーの力を借りることは珍しいことではありません。LAにはナニーの派遣会社が数十社あり、日本人のナニーや語学に堪能なナニーもいたり、大学院卒のキャリアがある人も。専門分野に秀でる人もいて、雇う側もそれを加味してお願いするようです。一般的には時給50ドル(約7千300円)からが相場だとか」
ナニー事情に詳しく、1児の母でもある米国在住ライターはこう語る。
「特にナイトナニーの利用者は大多数が富裕層です。自宅に寝泊まりすることから“信頼できる人物”が最低条件。登録会社によっては《5年以上の経験》や、子供の緊急時に備え《CPR(心肺蘇生法)資格取得者》など、厳しい審査基準もあります。しかし条件を満たせば、それだけ報酬は高額に……。
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アメリカで有名なナニーにコニー・シンプソンという女性がいます。この道30年以上のベビーシッター経験があり、顧客にはジャスティン・ティンバーレイク夫妻、マット・デイモン夫妻、ジョージ・クルーニー夫妻などがいて、別名“ハリウッドナニー”と呼ばれている女性です。テレビ出演や育児書なども出版されています。彼女は子育ての原則として、自らの著書では《人と比べないこと》《おもちゃを与えすぎない。新生児にとっておもちゃはママとパパで十分》などと綴っていました」
ビヨンセ(43)は3人の子どもに総勢8人のナニーを付けていたという。
「フルタイムで年間、1人あたり10万ドル(約1千460万円)で契約しているとか。子どもたちにスワヒリ語、フランス語を教える教育係、また子どもたちの寝かしつけ専門など、それぞれ役割分担をしているといいます。セレブやスポーツ選手を顧客とするナイトナニーなら年俸は10万〜15万ドル(約1千460万円?約2千200万円)になるでしょう」(前出の米国在住ライター)
また、真美子さんはナニーという存在に憧れもあるのではと前出・友成さんは推察する。
「真美子さんはディズニーがお好きだと伺っています。アカデミー賞をはじめ、数々の賞に輝いたディズニーの傑作ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』は、空から舞い降りてきたメリー・ポピンズが“スーパーナニー”として一家に襲いかかる数々の困難を解決し、幸福へと導いていくというストーリーでした。
真美子さんも見たことがあるでしょうから、ひょっとしたら“メリー・ポピンズ”のようなナイトナニーを切望しているのかもしれませんね」
真美子さんのお眼鏡にかなう夜間乳母は見つかるのか――。
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