画像提供:マイナビニュース麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズガーデンプラザA MB階)は、5月22日、「高畑勲展 -日本のアニメーションを作った男。」のメインビジュアル、会場のみどころ、チケット詳細情報を発表した。
高畑勲の生誕90年、高畑がその人生に大きな影響を受けた太平洋戦争の終戦から80年が経過することを受けて開催する「高畑勲展」。ティザービジュアルに使用された『アルプスの少女ハイジ』『火垂るの墓』につづき、メインビジュアルは『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』に決定した。
作品紹介エリアでは、『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『アルプスの少女ハイジ』のセル画・背景画が本展初で公開される。また、『火垂るの墓』に原画スタッフとして参加していた庵野秀明(現・監督/プロデューサー)の手による、重巡洋艦摩耶のレイアウトも新たに発見され、これをもとに制作されたハーモニーセル(制作:樋口法子/原画:庵野秀明)とあわせて、本展で初めて公開される。
○本展限定の伊集院光×玉川砂記子による音声ガイドが登場
音声ガイドは、『かぐや姫の物語』では阿部右大臣役で参加、幅広い知識とトーク力で定評のある伊集院光をナビゲーターに迎え、数多くのアニメーション作品に出演しているレジェンド声優の玉川砂記子のナレーションとともに本展覧会をより深く楽しむためのトークを繰り広げていく。
さらに、音声ガイドに加えて、高畑勲、スタジオジブリとも深い関わりがある映画監督・岩井俊二が展覧会の展示作品に合わせて選ぶ、公式プレイリスト(全5曲)が音声ガイドとセットで楽しめる予定だ。音声ガイドは各種チケット料金に加え700円で購入できる。
○曜日ごとに異なる平日限定来場者特典の配布決定
平日に展覧会に来場した人には、来場者特典として、本展限定デザインの特製ペーパーケースをプレゼント。全5種のデザインで、曜日ごとに異なる作品を用意している。
何にでも使える紙製のケースで、ミントケースや、マッチ箱にしても。箱を開けると、中にはいしいひさいちが描いた高畑勲のイラストがあしらわれている。配布期間は2025年6月27日からで、先着でなくなり次第終了となる。
○スタジオジブリ学芸室スタッフによる解説付きナイトツアー
展覧会開催を記念して、スタジオジブリ学芸室の田中千義によるガイドツアーを実施。開催日は、2025年7月1日と7月8日の2回で、いずれも18時〜19時まで行われる。会場は麻布台ヒルズ ギャラリーで、参加には各種チケット料金に加え600円が必要となる。チケットの詳細や応募方法については、公式サイトで確認すること。
○「ジブリの立体造型物展」の半券割引を実施
「ジブリの立体造型物展」(天王洲)の展覧会チケットの半券を「高畑勲展」のチケット販売カウンターで提示すると、「高畑勲展」の当日窓口料金から200円を割引する。
同割引は2025年6月27日〜9月15日までの期間、実施される。ただし、他の割引との併用はできず、「一般」券種のみが対象であり、「専門・大学・高校生」や「4歳〜中学生」の券種は対象外となる。
○「高畑勲展 -日本のアニメーションを作った男。」 開催概要
展覧会「高畑勲展 ―日本のアニメーションを作った男。」は、2025年6月27日〜9月15日まで麻布台ヒルズ ギャラリーにて開催される。開館時間は10時〜20時まで(最終入館は19時30分)となっているが、6月27日〜7月18日までの火曜・日曜については、10時〜17時までの開館(最終入館は16時30分)となる。
チケット料金は、会期前は一般1,800円、専門・大学・高校生1,500円、4歳から中学生は1,200円で、会期中はウェブ・窓口共通で一般2,000円、専門・大学・高校生1,700円、4歳から中学生は1,400円となる。(松野千聖)