高尾特別2025に出走予定のペリファーニア(今年3月撮影、ユーザー提供:藤田ことねさん) GI・3勝を挙げたエフフォーリアのきょうだいが、土曜の東京で3頭出走する。
先陣を切るのは7Rの4歳上1勝クラス(芝1600m)のヴァンガーズハート(セ6、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。なかなか勝ち切れないが、現級で2着3回、3着2回の実力馬。昨年末に復帰以降は勝ち負けに加われていないものの、今回は自身初の外国人ジョッキーとなるM.ディー騎手とのタッグ。これが起爆剤となれば、2年10カ月ぶりの勝利があっていい。
続いては9Rのカーネーションカップ(3歳牝・1勝クラス・芝1800m)のジョスラン(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。昨年12月にデビュー勝ち。前走のフラワーCも4着に敗れたとはいえ、キャリア1戦での重賞挑戦で改めてポテンシャルの高さを見せつけた。D.レーン騎手を確保し、自己条件の今回は負けられない一戦となる。
そして大トリは10Rの高尾特別(4歳上・2勝クラス・芝1400m)のペリファーニア(牝5、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。23年の桜花賞の3着馬。昨秋以降は4着、11着と崩れているが、現級なら力上位であることは間違いない。こちらもD.レーン騎手との初コンビ。全力を発揮できれば、あっさりのシーンまであっていい。
日曜には同じくきょうだいのイゾラフェリーチェ(牝4、美浦・鹿戸雄一厩舎)の出走も控えており、北の大地で種牡馬生活を送る兄も応援しているはず。きょうだいで固め勝ちとなることを期待したい。