ナポリのデ・ラウレンティス会長 [写真]=Getty Images ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、トップチームを率いるアントニオ・コンテ監督の去就に言及した。23日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
昨季10位に終わったナポリは今シーズンからコンテ監督を招へい。シーズン途中に主力のジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリア(現パリ・サンジェルマン)を失いながらも、最終節までもつれたインテルとのスクデット争いを制し、2シーズンぶり4度目のセリエA優勝を成し遂げた。
コンテ監督とナポリの契約は2027年夏まで残されているものの、その去就は不透明な状況が続いている。クラブに対して“適切な補強”を求めることで有名なコンテ監督は、ドライな移籍戦略で知られるデ・ラウレンティス会長と、大方の予想通り対立。クヴァラツヘリアを売却してその後釜を獲得しなかったことなどに対し、公の場でたびたび苦言を呈してきた。
そんななか、優勝セレモニーの場でデ・ラウレンティス会長がコンテ監督の去就に言及。「彼は残るのか? 絶対はない。監督たちにはそれぞれの個性があり、それは尊重されるべきだ。私の考えでは、たとえ“鉄”の契約があったとしても、決して強制してはならない」と『DAZN』に語り、本人の意思次第で退任もやむなしと語った。
一方でデ・ラウレンティス会長は「ナポリはナポリであり、尊敬に値する。もしコンテが、今年のように並外れたやり方で、自分の力を発揮したいと望むのであれば、それは歓迎すべきことだし、私たちは偉大な指導者である彼について行く準備ができている」と、基本的にはコンテ監督の続投を願っているとした。
「来季、彼がチャンピオンズリーグに挑戦してくれたら喜ばしいことだ。(大会方式に)変更があって以降、それはより重要なものとなっている」
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