CL出場権“ラスト1枠”はユヴェントスが獲得! ローマはEL、フィオレンティーナはECLへ/セリエA最終節

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2025年05月26日 07:17  サッカーキング

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セリエA第38節(最終節)の6試合が開催 [写真]=Getty Images
 セリエA第38節(最終節)の6試合が25日に行われ、来季の欧州カップ戦出場チームが確定した。

 23日に今節を消化したナポリがカリアリから勝利し、今季のスクデット獲得を決めたセリエA。熾烈な優勝争いを演じたインテルも同日キックオフのゲームで2位フィニッシュが確定しており、上記の2クラブが来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。そんななか、25日に最終節6試合が開催。来季の欧州カップ戦に出場する全チームが出揃った。

 ホームでの一戦に臨んだアタランタは、日本代表GK鈴木彩艶が先発したパルマ・カルチョと対戦。すでに3位フィニッシュとCL出場権獲得を決めているアタランタは、32分にダニエル・マルディーニの得点で先制に成功する。プレー再開直後の33分には、またもD・マルディーニが追加点を奪取。しかし、後半に3ゴールを許して、まさかの逆転負けとなった。

 ラツィオはホームでレッチェと激突。43分にショートカウンターから先制を許したラツィオだったが、そのわずか3分後にはレッチェのサンティアゴ・ピエロッティが2枚目の警告で退場処分を受ける。枚数で上回るラツィオは後半だけで20本のシュートを記録。同点弾を目指して攻め続けたが、最後まで得点を奪えず0−1の敗戦を喫した。

 ウディネーゼとアウェイで対戦したフィオレンティーナは、26分にロレンツォ・ルッカから先制点を奪われる展開に。しかし39分、ウディネーゼのジャカ・ビヨルが2枚目のイエローカードを提示されて退場となり、フィオレンティーナが前半のうちに数的優位となる。すると、後半開始早々にニコロ・ファジョーリの得点で追いつき、57分にはピエトロ・コムッツォが逆転ゴールをマーク。4分後に10人のウディネーゼに同点弾を許したものの、82分にモイーズ・キーンが勝ち越し弾を挙げ、3−2の勝利を収めた。

 ローマは敵地でトリノと対戦。立ち上がりから主導権を握ったアウェイチームは、15分にアレクシス・サーレマーケルスがボックス内で倒されPKを獲得。キッカーを務めたレアンドロ・パレデスが豪快に沈めて先制点を挙げる。さらに、後半立ち上がりにサレマーカーのゴールでリードを拡大。結局、そのまま試合は2−0で終了し、ローマがトリノを撃破した。

 ヴェネツィアとのアウェイマッチに臨んだユヴェントスは、開始直後の2分に先制点を献上したものの、25分にケナン・ユルディズが貴重な同点弾をマーク。31分は相手のミスを起点としたショートカウンターからランダル・コロ・ムアニが逆転弾を決める。一方のヴェネツィアも、55分にリチアーノ・ハプスの得点で再度スコアをイーブンに。それでも73分にマヌエル・ロカテッリがPKを沈めて勝ち越しに成功し、3−2で勝利した。

 これにより、ラスト1枠となっていたCL出場権をユヴェントスが獲得。ローマがヨーロッパリーグ(EL)に回る形となり、フィオレンティーナはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)への出場が決まった。一方、敗れたラツィオは来季の欧州大会への出場を逃している。 

 25日開催のセリエA最終節の結果と最終順位は以下の通り。


■試合結果
アタランタ 2−3 パルマ・カルチョ
エンポリ 1−2 ヴェローナ
ラツィオ 0−1 レッチェ
トリノ 0−2 ローマ
ウディネーゼ 2−3 フィオレンティーナ
ヴェネツィア 2−3 ユヴェントス

■順位表
※カッコ内は勝ち点/得失点差
1位 ナポリ(82/+32)
2位 インテル(81/+44)
3位 アタランタ(74/+41)
4位 ユヴェントス(70/+23)
───────CL出場圏───────
5位 ローマ(69/+21)
───────EL出場圏───────
6位 フィオレンティーナ(65/+19)
───────ECL出場圏───────
7位 ラツィオ(65/+12)

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