最終節を勝利で飾ったバルセロナ [写真]=Getty Images ラ・リーガ第38節(最終節)が25日に行われ、アスレティック・ビルバオとバルセロナが対戦した。
ここまで37試合を消化したリーグ戦で27勝4分6敗を記録し、勝ち点「85」の首位に立つバルセロナ。今月15日に2試合を残して2年ぶり通算28度目のラ・リーガ制覇を決めた同クラブが、今季最終節へと臨む。対するは、すでに来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を確定させているアスレティック・ビルバオ。勝ち点差に加えて5位ビジャレアルとの対戦結果の関係から4位フィニッシュが決まってはいるが、本拠地『サン・マメス』に集まったサポーターと勝利でシーズンを締め括りたいところだ。
そんな両者の一戦は、立ち上がりの14分にバルセロナがスコアを動かす。自陣内でのフリーキックから素早くプレーを再開させ、キッカーを務めたペドリがフェルミン・ロペスにパス。ドリブルで斜めに運びながらバイタルエリアに侵入し、タイミングよく動き出したロベルト・レヴァンドフスキにラストパスを出す。最後はループで冷静にGKの頭上を超えるシュートを放ち、アウェイチームが先制に成功した。
さらに3分後、右サイドの裏に抜け出したラミン・ヤマルがコーナーキックを獲得。キッカーを務めたハフィーニャが左足でインスイングのクロスを蹴り入れると、ニアでクリアを試みたウナイ・ゴメスが頭でクリアを試みる。しかし、ボールは後方に流れてしまい、ファーで待ち受けるレヴァンドフスキがフリーでヘディング。バルセロナが追加点を挙げてアスレティック・ビルバオを突き放した。
その後はバルセロナの2点リードで時間が経過。そんななか、90分にバルセロナが決定的な3点目を奪う。エリック・ガルシアのスルーパスにダニ・オルモが反応し、前がかりとなった相手最終ラインの背後を突破。長い距離を運んでボックス内に侵入すると、背後からプレスをかけたユーリ・ベルチチェに倒される。主審は一度プレーを流したものの、VARの介入により判定はPKへ変更。ダニ・オルモ自らキックを沈めてリードを3点に広げた。
結局、そのまま試合は3−0で終了し、バルセロナが勝利。また、このゲームで今季のラ・リーガ全日程が終了となり、上位から順にバルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、アスレティック・ビルバオ、ビジャレアルの5チームが来季のCL出場を決めた。なお、6位ベティスと7位セルタはヨーロッパリーグ(EL)へ、8位ラージョ・バジェカーノはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)への出場が確定した。
【スコア】
アスレティック・ビルバオ 0−3 バルセロナ
【得点者】
0−1 14分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
0−2 17分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
0−3 90+4分 ダニ・オルモ(PK/バルセロナ)
■順位表
※カッコ内は勝ち点/得失点差
1位 バルセロナ(88/+63)
2位 レアル・マドリード(84/+40)
3位 アトレティコ・マドリード(76/+38)
4位 アスレティック・ビルバオ(70/+25)
5位 ビジャレアル(70/+20)
───────CL出場圏───────
6位 ベティス(60/+7)
7位 セルタ(55/+2)
───────EL出場圏───────
8位 ラージョ・バジェカーノ(52/−4)
───────ECL出場圏───────
9位 オサスナ(52/−4)
10位 マジョルカ(48/−9)
11位 レアル・ソシエダ(46/−11)
12位 バレンシア(46/−10)
13位 ヘタフェ(42/−5)
14位 エスパニョール(42/−11)
15位 アラベス(42/−10)
16位 ジローナ(41/−16)
17位 セビージャ(41/−13)
───────残留・降格ライン───────
18位 レガネス(40/−17)
19位 ラス・パルマス(32/−21)
20位 バジャドリード(16/−64)