ネットで出会った友達の「まさかの正体」に全身トリハダ…“夫の赴任”がきっかけで訪れた悲劇/びっくり体験人気記事

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2025年05月26日 09:00  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2023年5月17日 記事は取材時の状況)

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 近年、あとを絶たないSNS絡みのトラブル。今は投稿系のトラブルが目立ちますが、一昔前であれば見知らぬ人と仲良くなって実際に会ったり、オフ会を開くといった、いわば「友達を作るためのSNS」でのトラブルが多かったように感じます。

 今回は、少し前に海外で友達を作ろうとして「思わぬトラブル」に巻き込まれそうになった専業主婦の佐々木真彩さん(仮名・32歳)に話を伺いました。

◆夫の海外赴任で引っ越したタイで友達探し

 5年前、真彩さんは大手電子機器メーカーに勤務する夫の海外赴任でタイのバンコクに引っ越しました。初めは楽しかったのですが、仕事をすることもできない真彩さんは、次第にバンコクの暮らしが退屈になっていきました。

「幼い頃から子供はバイリンガルに育てたいと思っていたんです。妊活のためにも夫についていったのですが、なかなか子供ができませんでした。夫は次第に同じ会社の人と飲みに行く機会が増え、毎日が暇になっていったんです。そこで、日本人駐在員妻の友達を作ろうと、バンコクの電子掲示板で募集することにしたんです」

 マッチングアプリがそこまで普及していなかった時代、バンコクには日本人が書き込める電子掲示板が存在し、そこで知り合った人達がオフ会をしたり遊びに行っていました。その情報を知った真彩さんは、さっそく掲示板で友達を募集したといいます。

◆境遇が似た同い年の女性とネットで仲良しに

「すぐにレスがついて、同じ歳の友達ができたんです。彼女……ユリさんは、私と同じ歳でバンコクの郊外に住んでいました。私と境遇がそっくりだったので、つい私も気を許して悩み相談などをしていたんです。

 夫が毎日のように飲みに行って相手にしてくれないこと、子供がなかなかできないこと……。ユリさんは聞き上手でいろいろと話を聞いてくれたこともあり、退屈だった毎日がすっかり楽しくなりました」

 2人がやり取りを始めて半年ほど経った頃、ユリさんが真彩さん家の近くに来る用事があったため、ランチのお誘いを受けたといいます。バンコクに来て初めて仲良くなった友達だったので、即OKしたという真彩さん。

 そして当日、ユリさんに服装など特徴を伝えてウキウキした気持ちで待ち合わせに向かうと……そこで信じられない光景を目の当たりにするのです。

◆ユリさんの正体はオジサンだった

「『真彩さんですか?』と聞かれて振り返ると……なんとそこにはユリさんではなく、まったく知らないオジサンが立っていたんです。

 それも髪が薄くて服装もだらしく、何をしているのかわからないような50歳くらいのオジサンでした。あまりにもビックリしていると、オジサンが『ごめん、黙っていたけれど実は男なんだよね』と言ってきたんです」

 ユリさんのまさかの正体に、ショックを通り越して怒りを覚えたという真彩さん。さすがに見知らぬオジサンとランチは無理だと思い、断って帰ろうとすると、その男性はとんでもないことを言ってきたのです。

「『旦那さんが帰ってこなくて寂しいって言ってたよね? 僕が慰めてあげようか?』って言ってきたんです。その言葉にゾゾゾッ!と全身、鳥肌が立ちましたね。

『本当に無理です!やめてください!』と言ってタクシーに乗ろうとしたら、背後から『夫とは体の相性が悪いって言ってたじゃん』と、私がつい話してしまっていた下ネタまがいのことを言ってきたんです」

◆今は日本に帰国。危機感がなかったことを反省

 男性を無視して、タクシーに乗り込んで帰ってきた真彩さん。プライベートなことをたくさん話してしまったことを後悔したといいます。その後、LINEをブロックしたのですが、気持ち悪さは残ったまま。

 真彩さんは実家の事情を理由にして帰国することを決意しました。その後はコロナが流行し、夫も帰国命令が出たため、現在は夫と一緒に日本で暮らしています。

「SNSで見ず知らずの人と友達を作ろうとして本当に後悔してます」と話す真彩さん。こういったSNSで知り合ったことからトラブルを呼ぶケースは増えています。

 今はマッチングアプリが主流ですが、皆さんもネットで人と知り合う際は十分に注意してくださいね。

<取材・文/結城 イラスト/やましたともこ>

【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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