斎藤元彦知事 側近の暴露で陥る“窮地”…「私的情報漏えいは知事の指示の可能性高い」と第三者委員会

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2025年05月28日 06:10  web女性自身

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5月27日、兵庫県の斎藤元彦知事(47)の疑惑を告発した元県民局長の私的情報の“漏えい”について調査していた県の第三者委員会は、斎藤知事の側近だった元総務部長の井ノ本知明氏が漏えいしたと認定し、「漏えい行為は知事らが指示した可能性が高い」と結論づける調査結果を明らかにした。



公開された「最終調査報告書」によると、疑惑が告発された後の’24年4月、3人の県議が当時総務部長だった井ノ本氏から、印刷された元県民局長の私的情報資料を見せられ、口頭で中身の一部を説明されたなどと証言。井ノ本氏が「こんな人間が作った文書信用できるわけないやろ」などと元県民局長の告発文書の信用性を貶めるような発言をしていたことも明らかになった。



漏えいの目的について報告書では「元局長の私的情報の暴露で人格や人間性に疑問を抱かせ、告発文書の信用性を弾劾する点にあった」とする県議側の受け止めを、一定の説得力がある」としている。



井ノ本氏は「情報共有の意図で、口頭で伝えたことはある」などと、県議の証言を一部認めた上で、斎藤知事から「そのような文書があることを議員に情報共有しといたら」と指示されたと供述。一方、斎藤氏は第三者委の聴取に対し、「今回はそういったことについて議会筋と情報共有をしておくようにというような指示をしたこともない」「総務部長として、独自の判断で議会側との情報共有(いわゆる根回し)をしたもの」と指示を全面的に否定している。



■同席者は「知事からの発言があった」と証言



しかし、その場に同席していた県幹部のD氏は、「私的情報があったということも含めて、根回しというか議会の執行部に知らせておいたらいいんじゃないかという趣旨と理解できる知事からの発言があった」と証言。また、片山安孝前副知事も「昨年4月上中旬頃、おそらくD氏からだと思うが、『知事から元総務部長に対し、元県民局長の私的情報について議会と情報共有しておくようにとの指示があった』と聞いたので、特に反対もせず、元総務部長において『根回し』をするように指示した」と話しているという。



さらに、第三者委は「一般的な情報共有指示すら否定する知事の供述には不自然さも否めない」と指摘。「知事と副知事の指示により『根回し』の趣旨で漏えいを行った可能性が高い」と結論づけた。



斎藤知事は同日午後4時半ごろ記者団に対し「県保有情報が漏えいしたことについて、お詫びを申し上げたい」とした上で、「漏えいに関しての指示はしていない、そういう認識」と改めて漏えいの指示について否定した。



「井ノ本氏は『週刊文春』が“牛タン倶楽部”と報じた斎藤知事の元側近です。県は27日付けで、井ノ本氏を停職3カ月の懲戒処分としましたが、斎藤知事が関与したとなれば自身への処分は免れません。



当人は『組織の長として自らの処分を考える』と、自身の“給与カット”などの処分を検討したいと発言しました。亡くなった県民局長への懲戒処分が3カ月の停職で、井ノ本氏への処分も停職3カ月。果たして斎藤知事への処分は”自ら決める”給与カットで済むのでしょうか」(地方紙政治部記者)



かつての“腹心の部下”たちからも証言され、窮地を迎えた斎藤知事。県政トップの責任が問われる事態となった今、今後の対応が注目される。

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  • 「私はやってません」と断言せず、「やってないと『認識』してる」とお茶を濁す言い方でのらりくらりと逃げ回る。斎藤トランプ元彦に洗脳された狂信者は、ちゃんと事実を見ろ!
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