
自己評価が高い中年男性を、若者たちは「勘違いおじさん」と呼ぶことがあります。昔ながらの価値観とポジティブシンキングの勘違いおじさんは、社交辞令を真に受けて思わぬ行動をすることもあるようです。
【漫画】困った!でも店長だから無視できないし…「勘違いおじさんに困っています」全編を読む
もしバイト先の店長が勘違いおじさんだとしたら、職場の雰囲気を壊さないためにも邪険に扱うわけにもいかず、かなり厄介ですよね。そんな困った状況を描いた漫画『勘違いおじさんに困っています』(作:人間まおさん)がInstagramに投稿されました。
佐々木ゆいは、人間関係のトラブルで前のアルバイトを辞めた大学3年生。次のアルバイト先に選んだ雑貨店は、優しそうな店長でほっと胸をなでおろしていました。しかしアルバイトをはじめて数日、レジを教えてもらう際に隣に立つときの距離が近かったり、辛い話をした時に頭を撫でられたりと、店長の対応に違和感を覚えます。
それって『勘違いおじさん』じゃない?」
最初は「気のせいだ」と自分に言い聞かせてますが、店長の不審な行動はエスカレートしていきます。シフトなどについての業務連絡のためにLINEの連絡先を交換すると、ハートの絵文字や自撮り写真など、業務とは関係のないメッセージが何通も届くようになったのです。
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この状況を友達に相談したところ、「それって『勘違いおじさん』じゃない?」と言われ、さらに「女として見られているんだよ。気をつけたほうがいい」と忠告を受けることに。ゆいは、ここにきて事態の深刻さに気づくのでした。
同作について読者からは「そうなんだよね...普通に接してるのに勘違いするんだよね...。そして諦めが(察しが)悪い...。本当に困る」や「私も職場で用務員のおじちゃんに色々聞いたりお願いしたりしてたら、私が寿退社する時に離婚してプロポーズするつもりだったと告白されてゾーッとした経験がある」など、多くの体験談がコメントされています。作者の人間まおさんにも同作について詳しく話を聞きました。
「パパ活を提案された」読者からの遭遇コメントも
ー同作を描く際にこだわったポイントなどを教えてください。
どの作品でもそうなのですが、展開が面白くなりそうなテーマや共感されやすいもの、自分も興味あるものを題材にすることにこだわっています。
あと文字を詰め込みすぎないように、テンポを意識して作っています。
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ー実際に勘違いおじさんに出会ったことはありますか?
あります!やたらと距離感が近く、自分は若い子と付き合う価値があると信じてやまないおじさんに遭遇しました。自信があるのは、すばらしいことです。ただ自慢話を永遠に聞かされると「もったいないなぁ」と思いはじめ、だんだん切なくなりました。
ー読者からの反応で、特に印象に残っているコメントはありましたか?
「わたしも遭遇した!」というコメントがたくさんありました。なかでもパパ活を提案された人が複数いたのに、とても驚きました。この後も店長はさまざまな暴走を見せていくので、ぜひ続きもご覧ください。
(海川 まこと/漫画収集家)
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