日本ダービー2025に出走予定のショウヘイ(今年5月撮影、ユーザー提供:らるぜとさん) 友道康夫調教師がショウヘイ(牡3)で、日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の3年ぶり4勝目を狙う。
友道調教師はこれまで日本ダービーに14頭の管理馬を送り込んでいる。初参戦は06年のサクラメガワンダーで10着。09年には皐月賞覇者のアンライバルドが1番人気に推されたものの、道悪が堪えて12着に沈んだ。それでも16年にマカヒキで初制覇を果たすと、18年には同じく金子真人ホールディングス(株)の所有馬であるワグネリアンで2勝目。さらに22年にはドウデュースで4年ぶりの勝利を手にしている。昨年は1番人気のジャスティンミラノで2着と悔しい思いをしたものの、3勝は藤原英昭調教師、堀宣行調教師、矢作芳人調教師の2勝を抑え、現役単独トップの数字となる。
今年は京都新聞杯覇者のショウヘイで参戦する。父がサートゥルナーリア、伯母のミッキークイーンが15年のオークスと秋華賞の覇者、いとこのブレイディヴェーグが23年のエリザベス女王杯覇者という血統馬。前々走のきさらぎ賞では4着に崩れたものの、ここで無理せずに立て直したことが吉と出た。前走の京都新聞杯では見違えるような走りを披露して、圧勝で重賞初制覇。一気に日本ダービーの有力候補は浮上した。今回はC.ルメール騎手とのタッグで挑む。
友道調教師にとっては現役最多を更新する、そして尾形藤吉元調教師の8勝に次いで歴代単独2位となる4勝目がかかる一戦。名伯楽のこん身の仕上げを目に焼き付けたい。