
■第26回アジア陸上競技選手権大会 2日目(日本時間28日、韓国・クミ)
陸上のアジアNo.1決定戦、『アジア選手権』2日目が28日に行われ、女子10000mに廣中璃梨佳(24、JP日本郵政グループ)と矢田みくに(25、エディオン)が出場していたが、残り4400mを切ったところで、強風と豪雨でレースが途中中断となった。
4月に行われた日本選手権では2年ぶり4度目の優勝、ケガから復帰した廣中は「これからどんどん“廣中璃梨佳の走り”を見てほしい」と話した。
東京2025世界陸上へ向けてアジア選手権に出場。2023年アジア大会で敗れたV.J.モトシオ(34、バーレーン)や唯一の30分台をマークしているD.ジェプケメイ(29、カザフスタン)が参加。
|
|
選手紹介では笑顔で入場してきた廣中、強風の中、スタートすると、廣中はすぐにトップに立ってレースを引っ張る展開、矢田みくに(25、エディオン)も3番手につけた。
するとスタート3分後には徐々に雨が降り出し、強風と雨、廣中が復帰優勝を果たした日本選手権と同じ状況となった。廣中は体力温存の為に、位置を少し下げて3番手についた。
ここからさらに雨が強くなり、トラックには水も浮きはじめ、選手が走るたびに水しぶきがあがった。残り6800m付近で廣中と矢田はトップ集団から約30m遅れ始めた。トップはジェプケメイ、廣中も必死に追いすがった。
悪条件の中でも残り4800mで廣中は2位の選手を捉えて、徐々にジェプケメイに迫っていった。しかし、残り4400mを切ったところで審判が選手を止めて、レースが途中で中断してしまった。
|
|