
1:価値観の合う人を見極める
世の中にはいろいろな価値観を持つ人がいますが、誰とでも深く付き合う必要はありません。そのため、お金に愛される人は、人間関係においても「ムリをしない」のが特徴です。「この人とは考え方が合わないな」と感じたら、ムリに距離を詰めず、浅く広く、心地よい距離感で関係を保つ。逆に「価値観が似ている」「話していて疲れない」と感じる相手とは、自然に信頼関係が育ち、よいご縁が長く続きます。
お金の流れは、人とのつながりから生まれます。だからこそ、自分の価値観を大切にしながら、関係性を選ぶことは、金運にも直結する大切な力です。
人との付き合い方のポイント
・疲れる相手、価値観が合わない相手とはムリに深く関わらない・話していて自然体でいられる人、ポジティブな気持ちになれる人を大切にする
・表面的な付き合いも悪くない。広く浅くでも、丁寧な関係を意識する
ムリなく続けられる人間関係こそ、お金も心も満たしてくれる土台になります。
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2:見返りを求めず「与える」
「自分が損をするのはイヤ」「どうしたらもっとお金がもらえるか」そんな気持ちばかりが強いと、人もお金も自然とは寄ってきません。
お金に愛される人は、自分の得よりも「相手の喜び」や「人の役に立つこと」に目を向けて行動しています。見返りを求めずに差し出す姿勢は、時間とともに「信頼」や「好意」といった無形の「財産」につながります。
知識、情報、時間、経験など、自分の持つものを惜しみなく差し出すことで、やがて形を変えてお金として戻ってきます。そんな「巡り」の感覚を大切にしましょう。
「お金持ちになりたい」と思う前に、まず人のために動ける心の余裕を育てることが、金運アップの第一歩かもしれません。
人との付き合い方のポイント
・小さな手間や労力も惜しまず引き受ける・持っている情報や経験は、独り占めせずにシェアする
・プレゼントやお礼は「気付いたとき・思いついたとき」がタイミング
お金は信用と一緒に動きます。信頼を積み重ねていくことが、未来のお金の流れを育てる一番の近道です。
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3:人のよいところを見つけて伝える
お金に愛される人は、他人の価値を認め、それを言葉にできる人です。誰かの強みや努力に気付いて「すごいね」「助かるよ」と素直に褒めると、人はあなたに信頼と安心を感じるようになります。
人との付き合い方のポイント
・心の中で思った「すごい」「助かった」は、声に出して伝える・比べたりジャッジしたりせず、相手の努力を肯定する
・褒めるときは「結果」だけでなく「姿勢」や「過程」にも注目
ポジティブな言葉の循環が、よい人脈とよい運気を引き寄せてくれます。
4:人の時間を大切にする
お金に愛される人は、「時間を大切にすること」が信頼につながることをよく知っています。そのため、自分の時間だけでなく、「相手の時間」も丁寧に扱います。遅刻や長過ぎる雑談など、ちょっとした行動でも、積み重なれば相手の大切な時間を奪ってしまうことになります。そうした小さな気配りの欠如が、人間関係に影を落とし、結果として金運の流れまでも滞らせてしまうことがあります。
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人との付き合い方のポイント
・約束の時間は必ず守る。遅れそうなときはすぐに連絡する・会話はダラダラせず、要点を押さえて簡潔に
・相手の都合や状況を想像して、負担を掛け過ぎないよう配慮する
お金も信頼も、「この人なら安心」と思える人のところに集まります。
まとめ
お金に愛される人は、人との付き合いにおいて、丁寧で慎重な姿勢が特徴です。価値観が合う人を大切にし、相手の時間を尊重し、見返りを求めず与える姿勢を忘れません。そして、人のよいところを見つけて伝える。そんな誠実な人間関係が、自然と信頼と金運を引き寄せる土台となります。日々の人間関係の中にある「お金に愛されるヒント」見逃さないようにしましょう。文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))