マジョルカとタイカがスポンサー契約を更新…清水エスパルスと共同でのサッカークリニックも開催へ

　スペイン1部リーグの『ラ・リーガ』に所属するマジョルカは28日、クラブのグローバルメインスポンサーとなっていた日本企業の『タイカ』との契約延長を発表。2021年から続けていた契約を新たに2年延長した。

　今回の契約延長に際し、日本で記者会見を開催したマジョルカのアンディ・コールバーグ会長は「今回の契約更新により、私たちと日本の繋がりはさらに深まったと感じています」とコメント。来季も「ユニフォームに『αGEL（アルファゲル）』のロゴを掲げることを誇りに思います」と語り、引き続き同ロゴが胸スポンサーとなることを明らかにした。

　また、タイカの鈴木泰人社長は「マジョルカと話をする中で日本人選手がいない時でも価値観の共有や我々のサッカーに対する考え方、彼らの考え方を話し合っていく中で、まだやれることがあると考えて今回の契約更新を決定しました」と述べ、タイカが買収したスペイン4部チームにマジョルカのメソッドを導入する考えや、同じくオフィシャルトップパートナー契約を締結している清水エスパルスとの連携強化などを今後の目標に掲げた。

　そして、今年11月には日本において、マジョルカと清水が共同でサッカークリニックを開催することも発表。マジョルカの指導スタッフが来日し、宿泊型のクリニックを清水の「J-STEP」で実施こと。その中でMVPに選出された選手には、来年3月にマジョルカでのトレーニングに参加する権利が与えられることなどが明かされた。

　マジョルカとのグローバル・メイン・スポンサー契約を延長したタイカは、非常に柔らかいゲル状素材『αGEL（アルファゲル）』を独自に開発し、製造や販売を行っているほか、介護・福祉用品の開発や販売を行うウエルネス事業に加え、特殊フィルムを用いて様々な材質や形状にプリントする曲面印刷事業なども展開している。