
【動画】ボーちゃんが“暴君=ボーくん”に!? 『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』本予告
「映画クレヨンしんちゃん」シリーズ32作目となる本作では、しんのすけたちカスカベ防衛隊がクレヨンしんちゃん史上初となるインドを舞台に大乱舞。カスカベ防衛隊の癒しの存在でありながら謎多きボーちゃんの様子がいつもと違う? いったい何が起こったのか?
先日には豪華声優陣の参加が発表され、大きな反響を呼んでいる本作。この度、歌って踊って、笑って泣ける本予告映像が解禁された。
豪華なステージ上で、マハラジャスタイルの衣装を身にまとい踊る“マハラジャボー”のダンスシーンからスタート。偶然、鼻の形に似たリュックサックから出ていた紙を鼻に刺してしまい、邪悪な力に導かれて暴君(ボーくん)に豹変してしまったボーちゃん。いつも物静かで穏やかなボーちゃんとはうって変わって、キリっとした眉と瞳に、「これが本当の私だ」と語る豹変っぷりに驚きを隠せない。「わたしの何を知っている。鼻水はもう…流さない!」と強いまなざしをむけ、欲望をあらわにするボーちゃんの鼻水を、しんのすけたちは無事に取り戻すことができるのか?
映像には、スーパーエリート刑事のコンビ、カビール(CV:山寺宏一)とディル(CV:速水奨)が、思わず体が一緒に動いてしまいそうになるリズミカルなデュエットソングで、ダンスと歌とアクションを披露する姿や、最強の相棒を探すインドの大富豪ウルフ(CV:賀来賢人)を相手に華麗なスピンを披露するボーちゃんの姿も描かれており、歌って踊りまくるシーンが随所で展開。さらにそこから一転、アリアーナ(CV:瀬戸麻沙美)の「ボーちゃんらしいってなに?」というセリフが、しんのすけたちカスカベ防衛隊の心に問いかける。僕たちは、ボーちゃんの何を知っているんだろう? そして、ボーちゃんらしさとは? “友情”と“鼻水”が熱々にブレンドされた、本編への期待度が増す予告編に仕上がっている。
ポスタービジュアルは、インド風の衣装を身にまといジャンプするしんのすけや、インドの街並みで色とりどりの衣装で踊るカスカベ防衛隊、野原家が、「目覚めよ! インドパワー!」というコピーに呼応するかのように、自分の中に眠る能力を最大限に引き出すかの如く個性あふれるポーズを決める様子が描かれたもの。
さらに、笑顔あふれるしんのすけたちとは対照的に、鋭い目つきでスゴイキューブを手に紫のマントをたなびかせる、暴君(ボーくん)となってしまったボーちゃんの姿も。インドの街並みで歌と踊りと笑いがあふれる華やかさと、鼻に紙が刺さってしまったことで欲望に飲み込まれつつあるボーちゃんの葛藤の物語を感じさせる、にぎやかなビジュアルとなっている。
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ちなみに、ボーカル・石原慎也は、主人公と同じ「しんちゃん」。子どもの頃から『クレヨンしんちゃん』が大好きだという石原は「小さかった頃、なんでもなかった日常がすごく楽しかったし、これからどんなことがあってもあのワクワクを忘れずに、生きていきたいという気持ちをもって『スパイス』を書きあげました」とコメント。
橋本昌和監督は、Saucy Dogに「感性に任せて」楽曲制作を依頼。「映画のエンディングで子供たちの物語が終わるのではなく、その先も続いていくような印象にしたい。クレヨンしんちゃんの物語はいつも“つづく”という感じで終わりたいと思っているので」という思いを託した。「スパイス」については「映画のテーマに寄り添うような歌詞と優しいメロディ。映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる本当に素敵な楽曲」と太鼓判を押している。
そして観客には「楽曲を何度も繰り返し聴きながらイメージを膨らませて、映画のエンディングの絵を作りました。ぜひ映画館で、クレヨンしんちゃんの物語の余韻と一緒にこの楽曲に浸ってもらえれば」とメッセージを寄せた。
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』は、8月8日より全国公開。
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<コメント全文>
■石原慎也/Saucy Dog(主題歌担当)
「クレヨンしんちゃん」は昔から大好きで映画も全部観ていますし、主題歌のオファーを受けた時は本当に嬉しくて、緊張や焦りもありましたが、自分たちの未来にもつながるような楽しくて前向きな曲を書きたいという気持ちでした。僕たちが小さかった頃、どんなことにワクワクして、何に希望を持っていたのか、本作の絵コンテや台本を見させてもらった際に再確認しました。
何でもなかった日常がすごく楽しかったし、いろんなことが謎だらけで、それを解明していくワクワクさみたいなものを思い出して、これからもどんなに大変なことがあってもあのワクワクを忘れずに生きていきたいなという気持ちで「スパイス」を書き上げました。
■橋本昌和(監督)
Saucy Dogさんと、本作について舞台がインドであること、ただしインド映画を作ろうとしているわけではなく、あくまでインドを舞台にした“クレヨンしんちゃん映画”だということなど、どんな物語で何を描こうとしているのかということを簡単にお話させてもらいました。
お話しする中で、Saucy Dogさんが「クレヨンしんちゃん」という作品をよく知ってくださっていることが分かったので、あまり具体的なリクエストはせず、映画のシナリオなどの資料を読んだSaucy Dogさんの感性にお任せしてお願いしました。クレヨンしんちゃんの物語はいつも“つづく”という感じで終わりたいので、インドテイストの曲ではなくて大丈夫ですということと、映画のエンディングで子供達の物語が終わるのではなく、その先も続いていくような印象にしたいということくらいだったと思います。
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