シャープが5月29日、新たなエントリースマートフォン「AQUOS wish5」を発表。グローバルモデルとして商品化しており、6月下旬以降に日本、台湾、シンガポールで発売する。国内キャリア(ブランド)ではNTTドコモとY!mobileが扱う。シャープが扱うオープンマーケット向けモデルの価格は3万円程度を予定している。
AQUOS wish5は、幅広い世代に向けたモデル。スマートフォンとしては初めて(シャープ調べ)、振動で発動する防犯アラート機能を搭載。本体を振るだけで大音量の警告音を発し、あらかじめ登録した連絡先に自動で電話を発信して位置情報を送信する。子どものカバンやランドセルなどに入れたままでも反応するため、スマートフォンを手にしなくても、離れた家族や友人に異変を知らせられる。
AIを活用した電話アシスタント機能も搭載している。過去の特殊詐欺の事例をもとにAIが通話内容を解析し、不審な電話をブロックする。AIが留守番電話に録音された音声をテキスト化するので、後から用件を確認できるのはもちろん、自動応答による迷惑電話も判別しやすい。
ディスプレイは約6.6型HD+(720×1612ピクセル)の液晶を搭載。120Hzのリフレッシュレートに対応しており、AQUOS wish4から輝度も向上している。
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プロセッサはMediaTekのDimensity 6300を備えており、AQUOS wish4のDimensity 700からCPU性能が約20%、GPU性能が約13%向上している。メインメモリは4GBだが、仮想メモリとして4GBを拡張できる。内蔵ストレージは128GBで、microSDスロットから最大2TBのストレージを拡張できる。OSはAndroid 15をプリインストールしており、4年間のセキュリティアップデートを保証する。
バッテリー容量は5000mAhを確保。「インテリジェントチャージ」機能により、残量が90%に達すると充電を停止し、端末への直接給電に切り替える。これにより、バッテリーの劣化を抑えることができる。
アウトカメラは約5010万画素(F1.8、焦点距離25mm相当)を1つ搭載している。シャープ独自の画質エンジン「ProPix lite」により、夜景やポートレートも鮮やかに撮影できるとする。
三宅一成氏が設立したmiyake designが監修したデザインを「AQUOS wish4」から継承しており、円でも四角でもないカメラの台座が特徴となっている。カラーバリエーションは、日本の美を表現したという「MISORA(み空)」「NADESHIKO(撫子)」「WAKABA(若葉)」「YUKI(雪)」「SUMI(墨)」の5色を用意する。
本体はIP6Xの防塵(じん)に加え、新たにIPX9の防水に対応。80℃の高温や高圧の水流にも耐えられるようになった。米国国防省の「MIL-STD-810H」に準拠した耐衝撃性能も確保しており、耐コンクリート落下性能も持つ。
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サイズは約76(幅)×166(高さ)×8.8(奥行き)mm、重量は約187g。SIMはnanoSIM+eSIMのDSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)に対応している。おサイフケータイとNFCも利用可能。3.5mmのイヤフォンジャックも備えている。
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