レースでも騎乗予定の岩田望来騎手が跨って、CWでの併せ馬。ジュンゴールド(古馬2勝クラス)を4馬身ほど追走していたが、折り合いがついた、バランスのいい走り。4コーナーからじわっとスピードに乗って、最後の直線でぐんとスピードに乗っていくような形。この時点ではまだ2馬身ほどの差があった。
内からジュンゴールドに並びかけていくが、抜群の推進力であっさりと追いつく。そして、ゴールでは半馬身ほど前に出て、先着してフィニッシュ。前記したように、スムーズな走りでバランスも抜群だった。
時計は6F81.5〜5F66.2〜4F51.2〜3F36.1〜2F22.3〜1F11.0秒。道中、一箇所だけ、0.1秒だけちぐはぐラップになったところはあるが、それ以外はきれいな加速ラップ。個人的には前走の1週前追い切り、最終追い切りよりも素晴らしい動きに見えた。昨年は鳴尾記念を勝ったものの、トライを自重した宝塚記念だが、今年はここに狙いを定めて、確実に状態をアップさせている。
(取材・文：井内利彰)
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