
「ひなたは港の端っこで生まれ、毎日空き缶やペットボトルを投げつけられてたそう」
サビ猫のひなたちゃんは生後半年ほど。外猫時代、毎日空き缶やペットボトルを投げつけられていました。そんなひなたちゃんが保護された後、里親さんが決まり幸せな毎日を過ごしていることを、イラスト制作人のタノビケルトさん(@tanobikeruto)がX(旧Twitter)で報告。投稿には、空き缶やペットボトルを投げつける行為への怒りや、ひなちゃんの幸せを願うさまざまなコメントが寄せられています。
「こんなかわいい子にどうしてものを投げつけたりするのか!!」
「この子に物を投げつけた者に相応の神罰が下りますよう」
「投げつける人間おんの?どつき回すけどな」
「命が救われて、本当に良かったです」
「ひなたちゃんのこの先の幸せを祈ります」
多くの人たちから注目を集めたひなたちゃん。保護の経緯やごみを投げつけた人物などについて、タノビケルトさんに聞きました。
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サビ猫との出会いは…外猫の不審死が相次いだエリア
──タノビケルトさんは、保護団体などから外注でチラシやHP作成依頼されているイラスト制作人とのことですが…投稿されたひなたちゃんの保護の経緯を教えてください。
「昨年秋、自分が管理している所有地にて連続して外猫の不審死が相次ぎました。警察の方もじっくりとお話を聞いてくれ、実地検分してくれたのですが、自分も都合がつく時、その地域をパトロールすることにしました。そんな時、『ニャー』と近づいてきたのが、ひなたでした。こんな人懐っこい子が、もし虐待者に見つかったら危ないと緊急に保護したんです」
──毎日空き缶やペットボトルを投げつけられていたそうですね…。
「非常に残念なことですが、外で暮らす猫たちに対し一部の心ない方から嫌がらせのような行為が繰り返されていた場所でした。ここは周りに民家がなく、人の目が届かない地帯なので、常に清掃や周囲との連携を続けていましたが、こうした現実があることもお伝えできればと思い投稿しました。
そして以前からひどい切り傷のあるけがの子たちが絶えず大変心痛めていたところ、犯人らしき人物が特定され今、県の行政や警察、松山のNPO『sakura cat』さんの協力を得て解決に努力しております」
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──とはいえ、里親さんが見つかって良かったですね。
「SNSを通してひなたの存在を知ってくださったご家族からお声かけがあり、事前のお見合い・環境確認などを経て、無事にご縁がつながりました。現在は新しいおうちで、ゆったりと落ち着いた時間を過ごしています」
──ひなたちゃんはどんな猫ちゃんですか?
「ヤンチャでおてんばでキュートな子です。サビ猫は賢いと言われてます」
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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