



おばあちゃんは興奮した様子でわめき散らしています。話が通じる感じでもありません。その剣幕がちょっと普通じゃなくて、私はなんだか違和感を抱いていました。するとそのとき、黙って成り行きを見守っていた息子さんが静かに口を開きました。



息子さんは冷めた目で、淡々とおばあちゃんに語りかけます。「僕は使い古しのおばさんなんて興味ないから」するとおばあちゃんは息子さんの言葉に納得したようにうなずき、コロっと態度を変えました。「そうよね、もっと若い子じゃなきゃ!」


私が大声で叫ぶと、カンタと両親が駆けつけてくれました。みんなでおばあちゃんのことをにらみつけ、私のことをサッとかばいます。
しかし興奮してわめき散らし、手に負えなくなってしまったおばあちゃん……。その事態を収束させたのは息子さんの言葉だったのでした。
「今さら僕と結婚? しかも他の男の子どもを妊娠してるんだよ? 僕は使い古しのおばさんなんて興味ないから」
息子さんの強烈な発言に、コロっと態度を変えたおばあちゃん。一転して冷たい視線を私に向けると、息子さんに付き添われて帰っていきました。
|
|
【第5話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子