
ロシア原産の大型犬、シベリアン・ハスキー。抜け毛の多い犬種ランキングの上位に君臨するハスキーは、もふもふのアンダーコート(綿毛)を持つダブルコートの犬種で、冬の寒さには強いが、夏の湿気や暑さは大敵だ。
【アフター写真】トリミング後、「柴犬みたい」になったハスキーさん
とくに春(はる)ハスキー (@HARU20240128)さんの愛犬、1歳になるハスキーの男の子、春(はる)くんは、希少な長毛系のハスキー犬。
そのため、春くんがいるリビングの室温はつねに冷房で「18度」をキープ。人間にはかなり寒い設定になっているという。
そこで、来るべき猛暑に備え、飼い主さんは春くんを夏仕様にトリミングすることを決意。
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「柴犬」くらいにカットして
「美容院に行ってきます〜の行く前(もう預けてきた)。今日はもう暑いし、ノミダニ対策で柴犬くらいカットしちゃってください!ってお願いしました。どうなってくるか楽しみです。うちは可愛さより健康、清潔第一です。春よすまぬ。せっかくもふもふで可愛いのに…」
そうつぶやき、トリミング前の春くんの姿をX(旧Twitter)に投稿した飼い主さん。
犬の被毛には体温調節や紫外線防止効果もあるため、安全性を考慮した「サマーカット」をプロのトリマーさんに依頼。
タテガミのように立派な顔周りのもふもふを持つ春くんは、果たしてどんな風に「柴犬化」したのか?飼い主さんに聞いた。
「熱中症」と「虫」対策の夏仕様
ーー「柴犬くらい」というオーダーは今回が初めてだったのですか?
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「はい。今回が初めてのオーダーです。トリマーさんは、『せっかく長毛種の珍しいハスキーなのにいいの⁉︎』とおっしゃってました」
ーーそれでも夏仕様にするメリットは…?
「やはり夏も冬も被毛が短いにこしたことはなくて、ブラシも通りやすいですし、ドッグランに行く時に着せる冷感仕様の洋服も着せやすいです。とくに夏は保冷剤を入れたタオルを首につけるので、少しでも首の血管を効率よく冷やせるように短く切ってます。お散歩などでノミやダニなどの虫がつく可能性も冬より増えますから、衛生面を考えても夏はとくに短い方がいいです」
ーー「やっぱりもふもふが隠せてないですよね」というコメントもありましたが、初の「柴犬風のサマーカット」の仕上がりはいかがでしたか?
「綿毛(アンダーコート)がだいぶ減り、触り心地も良くなりました。いつもお願いしているサロンはトリマーさんが2人しかいない個人経営のお店で、施術に5〜6時間かかるので心苦しいですが、来月はもう少し顔周りを切ってほしいとお伝えするつもりです」
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◇ ◇
ゴージャスなもふもふに加えて、目元にあるアイラインのようなマーキングも魅力の春くん。飼い主さんの行動を先読みできる賢いわんちゃんなのだという。
「おもちゃを投げると持って来るのですが、その時の渡し方がもう、早く受け取って!みたいな感じで押し付けくるんです。ごはんを食べる時も、子犬の頃から食べる前にオテをさせているのですが、まだ準備中なのに、『早く!オテしますから!』という風に、飼い主の腕に前足をベシベシ当ててきます。まだ何も言ってないのに…」(春くんの飼い主さん)
そんな春くんの本格的な「柴犬化」が楽しみだ。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)