JR西日本、気動車営業列車の次世代バイオディーゼル燃料実装へ準備

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2025年05月29日 16:30  マイナビニュース

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JR西日本は29日、ディーゼル車両のカーボンニュートラルをめざす取組みとして、2022〜2024年度に実施した次世代バイオディーゼル燃料導入の実証実験に関して、試験結果が良好だったことを受け、2025年度に気動車営業列車への実装をめざして準備を進めると発表した。


国土交通省が公募した「鉄道技術開発・普及促進制度 令和4年度新規技術開発課題」(鉄道車両におけるバイオディーゼル燃料の導入に向けた技術開発)として、鉄道総研とJR7社による実証実験をおもにJR西日本エリアで実施。2022年度はエンジン単体での性能試験、2023年度は山陰本線を中心に夏期・通常期・冬期の3シーズンにわたる走行試験を行い、2024年度は9月から1月まで約5カ月間にわたり、おもに岩徳線を運行する一部の営業列車で次世代バイオディーゼル燃料を100%使用しての長期走行試験を行った。



その結果、次世代バイオディーゼル燃料を長期間使用してもエンジンへの影響はなく、問題なく使用できることを確認できたという。今後、JR西日本が保有するディーゼル車両の燃料を次世代バイオディーゼル燃料へ100%置き換えることを目標とし、2025年度に気動車営業列車への実装をめざし、準備を進める。具体的な導入時期・場所等は決まり次第、発表する。(MN 鉄道ニュース編集部)

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