5月18日から2日間の日程で、能登半島地震で被災した七尾市と志賀町を訪問し、多くの人々に声をかけられていた愛子さま。各地で盛大な奉迎を受けられていたが、この“フィーバー”について、ある宮内庁関係者はこう話す。
「それにしても現地の熱烈な歓迎ぶりは、聞きしに勝るものがあります。今後も、愛子さまはどこに行っても、奉迎者が増えていくと思いますし、天皇陛下と雅子さまも頼もしくお感じになっているのではないでしょうか。6月4日からは両陛下と愛子さまは沖縄県を訪問される予定ですが、老若男女問わず大勢の県民から奉迎を受けられることが想像できます。
七尾市と志賀町のご訪問を振り返ると、愛子さまのお声がけの形は、非常に“共感力”の高いものとなっていたことで、両陛下は安心感を抱かれていることでしょう。皇室の方々はさまざまなご活動に際して、相手の立場に立って物事を捉え、言葉を発していく姿勢を大切にされています。上皇ご夫妻、両陛下も経験を重ねながら“共感力”を高め、国民から支持されるようになっていったとお見受けしています。
愛子さまは両陛下に特別に教えを請われたわけではなく、こうしたお力を自然に身につけられていたのでしょう。今回のご訪問でも、先立って入念な事前のリサーチに取り組まれていたそうですが、愛子さまが誠心誠意を尽くして臨まれていたことは、被災者の方々も感じ取ったのではないかと拝察しています」
19日、愛子さまは志賀町の道の駅「とぎ海街道」を訪問し、仮設店舗を視察しながら、店主らとお言葉を交わされた。同地で、たこ焼き店として営業を続ける「レストランまつ本」の松本光一さんと久視子さん夫妻はこう振り返る。
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「愛子さまに“たこ焼きを作られますか”と伺うと、『友達とたこ焼きパーティをしたり、楽しい思い出もあります』とおっしゃられていました。優しい言葉をかけていただきました」(光一さん)
そして妻の久視子さんは、愛子さまが話しかけられている様子を見て、次のようなことを感じたという。
「お話しされる相手に対してとても気配りがあって、細やかな部分にも目を向けられているんだなと感じました。会話でも、相手の答えに対して、掘り下げるような質問をなさっておられましたね。
私の近くにいたお年寄りの方に、『仮設住宅での生活はどうですか』『体操など運動をされていますか』『楽しみは何かありますか』と、丁寧に話題を重ねているような印象を持ちました。また最後には必ず、『お体を大切に』とお声がけされていました」
『皇室の窓』(テレビ東京・BSテレ東)など皇室番組に長年携わる放送作家のつげのり子さんは、愛子さまのコミュニケーションについて、日ごろからのご努力のたまものだとし、こう続ける。
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「愛子さまはご成年をお迎えになった際の記者会見で、『小さい頃から人見知りのところがございますので、これから頑張って克服することができれば、と思います』とおっしゃられていました。そのころは、初めて対面した人と流暢に会話されることに苦手意識を抱かれていたようにお見受けしたのですが、愛子さまはその“苦手”を克服されようと、努力を続けてこられたのでしょう。
ご公務の数が増え、国民と言葉を交わされる機会も増えてきているわけですが、今では苦手どころか得意なものとされているのではと感じるところはあります。愛子さまは訪れる場所に関すること、お会いになる方に関する資料をしっかりと読み込まれ、情報を完璧にインプットして公務に臨まれているようにも拝察しています。
どんなお話しをしようかなど、ある程度具体的にプランを立てていらっしゃるのかもしれません。そうしたことの積み重ねがあるゆえに、会話も弾むようになっているのではないでしょうか。つくづく努力家でいらっしゃると思います。これからは海外へも行かれる機会も増えて、さらに多くの方とお会いになっていくなかで、ますます“会話力”も洗練されていくのだと思います」
愛子さまは6月4日から両陛下とともに沖縄県を訪問され、秋には東南アジアのラオスを公式訪問される方向で調整が進んでいる。いっそうのご活躍で、国民を勇気づけていくはずだ。
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