大川原化工機冤罪事件 都と国に上告断念求める署名募る 原告弁護団

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2025年05月29日 18:25  毎日新聞

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毎日新聞

東京高裁で東京都と国に賠償を命じる判決が出され、「全面勝訴」の幕を掲げる大川原化工機の大川原正明社長(左から3人目)ら=東京都千代田区で2025年5月28日午後2時38分、宮武祐希撮影

 化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件を巡り、警視庁公安部と東京地検の捜査を違法と認定した東京高裁判決を受け、大川原側の弁護団は29日、東京都と国に上告しないことなどを求めるオンライン署名活動を始めた。


 弁護団は、第三者委員会による真相解明や、違法行為に関与した捜査員らの厳正な処罰を求めている。


 公安部に逮捕され、勾留中にがんが見つかって満足な治療を受けられずに亡くなった元顧問の相嶋静夫さん(享年72)の長男(51)は「警視庁、検察庁には違法捜査がなぜ行われたのか、再発防止に何が必要なのか、厳しく検証をしていただきたい。父と同じような目に遭う人が二度と現れないようにしなければならない」と訴えている。


 署名は、オンライン署名サイト「Change.org」で呼びかけている。【遠藤浩二】



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  • 虚偽の供述書を作り、騙して署名させた。勾留中に病死までさせている。それでも捜査員は不起訴。恨んでも恨みきれないだろうな。
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