今季12ゴールを挙げたデラップ[写真]=Getty Images
イプスウィッチに所属するU-21イングランド代表FWリアム・デラップはチェルシーへの移籍に近づいているようだ。29日、イギリス『ジ・アスレティック』が報じている。
現在22歳のデラップは、2019年夏にマンチェスター・シティの下部組織に加入すると、2020−21シーズンにトップチームデビューを飾った。しかしそれ以降は、出場機会を求めレンタル移籍を繰り返すと、昨夏にイプスウィッチへ完全移籍を果たした。
今シーズン、イプスウィッチは降格の憂き目にあったものの、デラップはリーグ戦37試合に出場し、12ゴール2アシストを記録。この活躍が評価され、今夏の移籍市場では多くのクラブが同選手に関心を示している。
これまでにマンチェスター・ユナイテッドやニューカッスルなどが移籍先の候補として挙げられていたが、報道によると、チェルシーへの移籍が現実味を帯びているようだ。『ジ・アスレティック』のデイヴィッド・オーンスタイン氏は、「デラップの獲得を目指していたクラブは、同選手がチェルシーへの移籍を希望していることを知らされた」と報道。さらに「個人的な契約条件と、契約解除条項の要件を満たすことができれば、チェルシーへ移籍することになる」と伝えた。
デラップには3000万ポンド(約58億円)の契約解除条金が設定されているとされ、チェルシーもその金額を支払う用意があることから、契約は比較的早期にまとまる見込みだという。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏も「チェルシーは今週、デラップと好意的な話し合いを行った」と報じている。