
成功を祝って乾杯したら翌朝に大寝坊。そんな急転直下の危機を驚きの方法で乗り切った人がいる。投稿を寄せたのは神奈川県の50代男性。「建築ハウスメーカー」の営業職として、大仕事を終えた日の夜をこう語る。
「その日は大型の契約をとりました。先輩とその夜は祝杯で朝まで飲んでました」
成功の余韻に浸りつつ「先輩の家だから」と安心しながら目をつぶった。ところが、ふと目を覚ました男性は、背筋が凍った。(文:湊真智人)
「起きたら、昼です」
明暗はっきり「因みに、先輩は辞めました」
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今だったら、それだけ遅刻すれば心配した会社からスマホに電話がかかってくるだろう。しかし、当時は携帯電話もなかった。隣で寝ている先輩も「全く起きる気配がなかった」という男性は、とりあえず自分だけ出社することにした。
このまま会社に着いたら、昨日の成功を褒められるどころか大目玉を食らうに違いない。そこで男性はある奇策を実行した。
「反省の意味で、途中の理髪店で丸刈りにして出社しました」
文字通り頭を丸めて、反省一色を前面に押し出した。これには上司も虚をつかれたのか、「笑いながら許してくれました」と男性はオチを語った。
しかし話はこれで終わらなかった。「全く起きる気配がなかった」先輩の末路を、男性は淡々とこう記している。
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「因みに、先輩は辞めました」
この寝坊が退職の直接的な原因だったのかは不明だが、しばらく居心地が悪かったことだろう。
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