
写真 フランス発のフレグランスメゾン「ラルチザン パフューマー(L'ARTISAN PARFUMEUR)」が、お香に着想を得た「ラ セレモニー ドゥ ロンソン」(75mL 4万480円 )を7月1日に発売する。
ラ セレモニー ドゥ ロンソンは、香りのそのものの起源を表現したフレグランス。香水の起源は紀元前3千年紀に香木を焚き染めた「香(こう)」にはじまると言われている。またPerfume(パフューム)の語源であるラテン語のPer Fumumは、煙(fum)を通して(per)という文字通り、燻蒸することを指していたとし、香は、古代エジプトでは神々を浄化するものとして用いられ、以後現代まで、香りは俗なるものと聖なるもの、目に見えるものと見えないものをつなぐ神聖な道具とされてきた。
こういった香りの起源を背景に、ラルチザン パフューマーの創業者、ジャン・ラポルトは、中東の旅で紅海沿岸に自生する木の樹脂から得られるオリバナムの香(インセンス)と巡り合ったという、ストーリーから、調香師のマティルデ・ビジャウイが、今回の新作 ラ セレモニードゥ ロンソンを創造した。
オリバナムをシダーウッド、さらにペッパーと調和させることで、オリバナム本来の香りのエッセンスを忠実に再現。物質的な世界と超自然的な世界を神秘の力によってつなぐ、穏やかで流れるようなノートを作り出した。過去の記憶、あるいは今の自分の心の奥へ触れる、静寂の中を旅するような香り。
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