4月の求人1.26倍で横ばい=失業率は2.5%
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2025年05月30日 09:43 時事通信社

厚生労働省が30日発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍で、前月比横ばいだった。物価高騰を背景に生活費を賄おうと求職者数が増える一方、人手不足を受けて求人数も増加した。
有効求人倍率は、ハローワークで仕事を求める人1人に対し、何人分の求人があるかを示す。有効求職者数は前月比0.2%増、有効求人数は0.3%増だった。
新規求人数は原数値ベースで前年同月比2.2%増加。情報通信業が大きく伸びたほか、大阪・関西万博に関連し、警備業を含むサービス業の求人も増えた。
総務省が同日発表した4月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は2.5%で前月比横ばい。完全失業者数が前月比3万人増の176万人、就業者数は4万人減の6804万人だった。
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