画像提供:マイナビニュースKADOKAWAは、楳図かずおが生前最後に企画・監修した『ゾク こわい本1 赤んぼ少女』『ゾク こわい本2 奇跡』(角川ホラー文庫)を5月23日に2冊同時発売した。
同シリーズは、楳図先生と一緒に収録作品を相談し、シリーズ名も先生が決めたもの。体調の悪化により、巻末企画に予定していた楳図先生による作品解説は叶わなかったものの、中野晴行氏による巻末解題に加え、特別企画・UMEZZ写真館として青年時代のレアでチャーミングな写真、UMEZZアートギャラリーとして単行本未収録の美麗な扉絵を収録した。
今後の続刊でも、全ての巻に豪華巻末企画を収録予定。装丁は、「こわい本」シリーズに引き続き、吉田ユニさんが手がけてた。ぜひ、楳図先生の想いが詰まった珠玉の作品集を楽しんでほしい。
『ゾク こわい本1 赤んぼ少女』の収録作品は、ある夫妻が暮らす洋館を舞台に、施設から引き取られた幸せそうで無邪気な実の娘に、隠された存在であったタマミが復讐と嫉妬に駆られ容赦なく襲いかかる表題作「赤んぼ少女」と、戦国時代、視力を失った残虐な姫の"影"として生きることになった村娘、志乃の壮絶な半生を描く「影姫」の2篇。愛を求めつつも、心に棲む魔物が牙を剥く。恐怖が連鎖するストーリーだ。
「ゾク こわい本1 赤んぼ少女」の著者は、楳図かずお。発売日は5月23日。定価1,100円。文庫判。384頁。装丁は吉田ユニ。装画は楳図かずお。ISBNは978-4-04-116272-9。
『ゾク こわい本2 奇跡』の収録作品は、山へ行ったきり戻ってこない夫の帰りを待ち続ける妻の、お互いを信じ仲睦まじい2人の思いが時を経て運命の奇跡を呼ぶ「愛の奇蹟」、NASAの海王星ミッションに参加する息子と母の愛の形を描いた傑作「霧の中へ」をはじめ、恐怖と笑いの境界を描いたKAZZシリーズなど、親子や家族の愛の苦悩、執着、喜びを描く全13編。
「ゾク こわい本2 奇跡」の著者は、楳図かずお。発売日は5月23日。定価1,100円。文庫判。384頁。装丁は吉田ユニ。装画は楳図かずお。ISBNは978-4-04-116276-7。
今後2カ月ごとに2冊同時刊行する。2025年7月には『ゾク こわい本3 恐怖1』『ゾク こわい本4 恐怖2』。2025年9月には『ゾク こわい本5 怪1』『ゾク こわい本6 怪2』。2025年11月には『ゾク こわい本7学園』『ゾク こわい本8 人の闇/猫目小僧1』。2026年1月には『ゾク こわい本9 森の闇/猫目小僧2』『ゾク こわい本10 心の闇/猫目小僧3』。
また、発売と同時にリアル書店で全巻購入キャンペーンを実施する。同キャンペーンでは、「ゾク こわい本」シリーズ1〜10巻をリアル書店で購入し、購入レシートをKADOKAWAアプリに投稿した応募者全員に、「楳図かずお追悼メモリアル色紙」(似顔絵付きの複製サイン色紙)をプレゼントする。
レシート対象期間は、5月20日〜2026年3月31日。同キャンペーン詳細については、対象書籍の帯&KADOKAWAアプリをチェックすること。レシートは購入後1週間以内に投稿すること。ネット書店での購入は対象外。ただし、店頭支払いで当社の定める必須項目の記載されたレシートが発行される場合は対象。購入書籍1冊ごとに本体価格10%分のポイントを獲得できる(小数点以下は四捨五入)。同一ISBN商品は一人1点までがポイント対象。定価以外の購入、電子版は対象外。同キャンペーンに関する問い合わせはアプリより行うこと。(マイちゃん)