

森林率日本一を誇る「高知県」。類を見ないほど、香りの原料となる樹木・かんきつ類などが豊富だという。その高知県で、香りを通じて高知県の魅力を発信しようというプロジェクトが進んでいる。高知FORESTVISION(高知県日高村)による「高知 香り家(こうちかおりけ)」シリーズだ。県内34市町村・各地域の郷土や風土を感じてもらえるような香りを商品にする取り組みを、地域の人たちと共に行っている。
このたび、高知県立佐川高校(同県佐川町)・地域マネジメント部の生徒たちと共に、持ち歩けるフレグランスオイル「Carry Fragrance」から、「Scent of old books Fragrance mist」・「Citrus Sweet summer Fragrance mist」の2種類の香りを開発、商品化した。高知県34市町村の香りを創造する中、佐川町は16番目の地域という。
「Scent of old books Fragrance mist」は“古本の香り”で、生徒たちが好きな香りを形にした。「Citrus Sweet summer Fragrance mist」は“甘夏の香り”で、佐川町特産の甘夏の爽やかさと甘さが感じられる。いずれも5ミリリットル。高知駅の「こうち旅広場」・高知県日高村の「めだか池ギャラリー」・高知県佐川町の「まきのさんの道の駅・佐川(予定)」・高知県日高村の「和悠香(わゆか)LABO」と、和悠香ショップで販売する。
高知FORESTVISIONは、2022年12月に日高村と企業進出協定を締結。日高村を「香りの聖地」とするべく活動している。また、日高村の2050ゼロカーボンシティ宣言にも賛同し、カーボンニュートラルを実現した日本唯一の精油製造工房で、環境に配慮した商品開発に取り組んでいる。香りブランド「和悠香」として国内最多のエッセンシャルオイル84種類(高知原産83種類)を自社蒸留・製造販売している。

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