レアルの“新10番”はエンバペに？…クラブW杯後に退団のモドリッチから継承か

　フランス代表FWキリアン・エンバペが来シーズンからレアル・マドリードの「10番」を背負う可能性があるようだ。29日、スペイン紙『アス』が伝えている。

　これまで元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ氏や元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏、元ドイツ代表MFメスト・エジル氏ら錚々たる選手たちが背負ってきたレアル・マドリードの「10番」。2017−18シーズンからはクロアチア代表MFルカ・モドリッチが着用していたが、加入以降28個のタイトルをもたらしてきた現キャプテンは、FIFAクラブワールドカップ2025終了後に退団することが発表されている。

　空席となるエースナンバー「10」だが、来る2025−26シーズンからはフランスが誇る“怪物”エンバペが継承することが有力視されているという。報道によると、クラブは将来的に同選手に「10番」を託すことを以前から検討しており、新シーズンの開幕を前にその機会を提供する見込みとのこと。エースナンバーを継承するか否かはエンバペ本人の判断に委ねられることとなるようだ。

　現在26歳のエンバペは昨年夏にパリ・サンジェルマン（PSG）からレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。チームはUEFAスーパーカップ以外のタイトルを逃したが、公式戦55試合で42ゴールをマークするなど初年度からエースストライカーとして躍動。ラ・リーガで得点王に輝いたほか、欧州で最も多くのゴールを決めた選手に贈られるゴールデンシューを初受賞した。

　なお、エンバペが背番号を「10」に変更する場合、空席となる「9」はブラジル代表FWエンドリッキに託される可能性が高いと『アス』は報じている。