ネガティブな話題に包まれるマンU…ガルナチョ＆ディアロがアジアツアー中に“中指ジェスチャー”

　2024−25シーズン、マンチェスター・ユナイテッドは無冠のまま1年を終えた。ストレスの溜まるシーズンを過ごした反動からか、所属選手たちの問題行為が取り沙汰されるようになっている。

　現在“炎上中”なのは、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョだ。28日（現地時間）、ASEANオールスターズと親善試合を行ったマンチェスター・Uは0−1で敗北。シーズン終了直後の遠征、かつ親善試合というシチュエーションではあるものの、明らかな格下相手に喫した衝撃の黒星はファンを大いに動揺させている。

　そんな中、ASEANオールスターズ戦後に選手たちがトンネルを通ってロッカールームに引き上げる場面を撮影した動画が物議を醸している。動画内に映っているガルナチョは、あろうことかカメラに向かって中指を立てて挑発。SNSで動画が拡散されると、現地で試合を観戦したファンをはじめとする多くの人々からガルナチョの態度を問題視するコメントが相次いだ。

　また、イギリスメディア『BBC』が29日（現地時間）に伝えたところによると、ASEANオールスターズ戦を行ったアジアツアー中に問題を起こしてしまったのはガルナチョだけではなかった。同メディアによると、コートジボワール代表FWアマド・ディアロもマレーシア・クアラルンプールのチームホテル外で人々に向かって中指を立てている姿が撮影された模様。この様子を捉えた動画も、SNS上で拡散されている。

　ただ、ディアロの場合はガルナチョのケースとは事情が異なるようだ。『BBC』によると、ディアロは自身の母親に対する「深刻な個人的虐待」を受け、中指を立てたのはその侮辱に対する反応だったという。ディアロ本人は、29日（現地時間）に公式Xを更新。「僕は人々のことを尊敬するけど、母を侮辱する人に対しては敬意を払えない……」と反論した。

　また、ディアロは「そのような反応をするべきではなかったけど、自分の行動を後悔していない」ともコメント。「マレーシアでは素晴らしい人々と素晴らしい時間を過ごした」と、前向きなコメントも掲載している。

　いずれにしても、現在のマンチェスター・Uはネガティブな話題ばかりが先行している。凋落した“赤い悪魔”が復活するのは、一体いつになるのだろうか。