アントニー(右)の将来はどこにある? [写真]=Getty Images ベティスに所属するブラジル代表FWアントニーの去就について、現役時代にチェルシーでプレーした経験を持つ元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏が“助言”を行った。29日(現地時間)、イギリス紙『メトロ』が伝えている。
28日(現地時間)、ベティスとチェルシーはUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)決勝で激突した。マンチェスター・ユナイテッドからローン移籍でベティスに加入中のアントニーは、ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)で披露してきた切れ味鋭いドリブルや高精度のキックが影を潜め、チームも1−4で敗れた。
『メトロ』は、ECLを制したチェルシーのOBであるルブーフ氏のコメントを掲載。決勝におけるアントニーの出来について意見を問われたルブーフ氏は「私はビッグマッチ以外はあまりラ・リーガの試合を観ていないのだが」と前置きしたうえで、次のように語った。
「今日の試合(チェルシー戦)では、かつてマンチェスター・Uでプレーしていた時の幽霊を見た気がした。彼(アントニー)がしたのは、エンソ・フェルナンデスに喧嘩を売ることだけだった。彼のプレーには非常にがっかりしたよ。もっと創造的で危険なプレーを期待していたからね」
さらに、今年6月30日付でベティスとのローン契約が終了してマンチェスター・Uに戻るアントニーに対して、ルブーフ氏は次のようにアドバイスを送った。
「彼はイングランドを避けなければならない。やるべきは、ただそれだけだ。イングランドのチームと対戦するな。イングランドのどのクラブでもプレーするな。彼には向いていないんだから」
ベティスのファンはアントニーの残留を切望しているが、マンチェスター・Uで受け取っていた高額な給与を踏まえると、再契約は非常にハードルの高いものとなっている。