２人乗り自転車で四国一周＝愛媛県〔地域〕

　愛媛県などが推進する「四国一周サイクリング」にこのほど、日本と台湾の視覚障害者ら１４人が挑戦した。２人乗り自転車のタンデムバイクに乗り、四国４県の自然や食を満喫した。

　日本パラサイクリング連盟大阪支部が企画し、交友がある日台の視覚障害者４人が参加。経験豊富なサイクリストが先導がした。タンデムバイクは、ハンドルやブレーキを前部の乗員が操作する。

　四国一周は４月２７日から５月５日にかけて実施。愛媛県庁本館前にある「０ｋｍモニュメント」から出発し、約９００キロを９日間で一周した。県庁では、自転車新文化推進課の職員らが出迎え、完走証を授与。神戸市から参加した広岡愛子さん（４６）は「高知の久礼坂がしんどかった。次はしまなみ海道を走りたい」と話した。