厚生労働省の調査によると、2025年3月に卒業予定の高校生の求人倍率は4.10倍と、1988年以降最も高くなった。高校生の就職活動や転職ニーズはどうなっているのか。高校生の就職を支援している「ジンジブ」(大阪市)は、高校を卒業して社会に出た18〜26歳を対象に調査を行った。
高校卒業後に働き始めた人のうち、「入社した会社で引き続き働いている」のは48.6%、「別の会社へ転職している」のは18.2%だった。
高校卒業後に「進路を決めなかった」「就活中」だった人のうち、55.6%は「まだ働いていない」と回答した。
就職した経験のある人のうち、「離職して就職活動中」「離職を検討していて転職活動をしている」と回答した人は17.8%だった。「活動はしていないが意向がある人」を加えると40%弱の高卒社会人に転職ニーズがあることが分かった。
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転職活動のやり方については、「求人サイトに登録する」(37.2%)が最も多く、「ハローワークに行って仕事を探す」(33.7%)が続いた。3番目の「人材紹介サービス」(17.0%)は上位2つと大きく差が開いた。
ジンジブは、高卒社会人は新卒の就職活動の際に、学校の進路指導を通じてハローワーク求人から仕事を探すことが一般的だったため、その延長線上でハローワークを活用する傾向があるのではと推測した。
本調査は2024年10月21〜28日、高校卒業後に社会に出た18〜26歳の800人を対象に、インターネットで実施した。
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