全国各地に設置されている国立大学は、地域に根ざした教育と研究を通じて、地域社会の中核的な役割を担っています。近年では、教育の質や研究実績、就職支援の充実などを背景に、都市部の大学にも劣らぬ評価を得る大学も増えています。そのなかでもとくに高い評価を得ているのは、どの大学なのでしょうか。今回は「みんなの学校情報(大学版)」の協力のもと、口コミ評価が高い「地方国立大学」ランキングを見ていきましょう。
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(出典元:みんなの学校情報(大学版))
第2位は「筑波大学」でした。
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茨城県つくば市に本部を置く筑波大学は、1872年に創立された「師範学校」を起源に、1973年に設置された国立大学。「開かれた大学」を建学の理念に、主体性・社会性を基盤として未来を創り出す力を生涯にわたって養い、世界で活躍できる人材の育成を目指しています。
「開かれた大学」「教育と研究の新しい仕組み」「新しい大学自治」を特色とした総合大学として発足した筑波大学。口コミには「マンツーマンに近いです。教授との距離も近いため、質問・相談に丁寧に答えてくれます。海外の学生も所属していて、彼らと英語で軽く会話をするのが楽しいです」(人文・文化学群日本語・日本文化学類)、「人数も少なく団結感がある。とてもハイレベルな内容を学べると思う。サークルなどでも同じ学類の先輩との縦の関係を築きやすい」(人間学群障害科学類)といった声が寄せられていました。
第1位は「帯広畜産大学」でした。
北海道帯広市に本部を置く帯広畜産大学は、1941年に設立された「帯広高等獣医学校」を前身に、1949年に新制大学として設置された国立大学。「生命」「食料」「環境」をテーマに「農学」「畜産科学」「獣医学」に関する教育研究を推進し、「食を支え、くらしを守る人材の育成を通じて、地域および国際社会に貢献すること」を使命に掲げています。
帯広畜産大学では、馬に関心を持ち、将来的に馬産業に関わりたい学生を対象とした「総合ウマ科学教育プログラム」など、独自の教育プログラムを展開。口コミには「獣医師になりたい人や、生物学が好きな人には良い大学だと思う。先生も優しい人が多く、外で仕事をされた先生もいらっしゃるので、話を聞けると思います」(畜産学部獣医学ユニット)、「もう一度大学を選べるとしてもこの大学を選ぶと思うほど、4年では足りないほど充実していた。授業や実習はもちろん、農家でのバイトがとても貴重な経験となった」(畜産学部家畜生産科学ユニット)といった声が寄せられていました。
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