
■第26回アジア陸上競技選手権大会 4日目(日本時間30日、韓国・クミ)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
女子800m予選が行われ、日本記録保持者の久保凛(17、東大阪大敬愛高)が2分02秒16の予選全体トップで決勝に駒を進めた。
予選2組に登場した久保は、序盤で早くも先頭に立つと、400mを1分00秒28で通過。終盤はインドの選手に迫られたが、ギアを入れ直し、2分02秒16の1着でフィニッシュ。順位とタイムを確認すると笑顔をみせ、明日の決勝に向け弾みのつくレースとなった。
1組で走った塩見綾乃(25、岩谷産業)は2分04秒01の組1着で、久保とともにファイナル進出を果たした。
|
|
久保は5月ここまでのレースは、3日の静岡国際で2分00秒28の大会新記録で優勝。自身の持つ日本記録(1分59秒93)、東京世界陸上の参加標準記録(1分59秒00)に迫る好走をみせた。
翌週の木南記念(11日、大阪)では2分02秒29の2着で、ゴール直後に悔しそうな表情を浮かべ、インタビューゾーンの手前では座り込んだ。目を赤くしながら「次の試合、アジア選手権になると思うので、そこでは優勝できるように」と話していた。