中日、大野から勝野の継投が裏目に…岩瀬氏「同点に追い付かれるまで先発が投げないと」

● 中日 1 − 4 巨人 ○
＜9回戦・バンテリンドームナゴヤ＞



　東海ラジオの制作でニッポン放送ショウアップナイターでも放送された30日の中日−巨人戦で解説を務めた岩瀬仁紀氏が、中日の投手継投について言及した。



　先発・大野雄大は5回まで巨人打線を無失点に抑え、1−0の6回は先頭の吉川尚輝に右安と盗塁で無死二塁とされると、続く泉口友汰の二ゴロで一死三塁となったところで、中日ベンチは勝野昌慶にスイッチ。



　岩瀬氏は「ちょっとびっくりしましたけれども、ドラゴンズはここ1点もやりたくないということで、代えるということですよね。勝野を起用してきたということは、三振を取りたいということで、力勝負できましたよね」とコメント。



　勝野はキャベッジに対し2球で追い込むも、4球目のストレートをレフトオーバーの同点の適時二塁打を浴びる。



　岩瀬氏は「（カウント）20からあそこに投げてはいけないというところに投げてしまいましたよね。カウントが20なので、真ん中に真っ直ぐを投げる、キャッチャーがインサイドに構えたんですけど、20の時にしっかり投げ切らないと。最悪ボールでもいいというボールを投げないといけないんですけど、流石にど真ん中に行ったらキャベッジ選手も捉えますよね。余裕ありましたし、まっすぐしか投げていなかったわけですから、まっすぐいくんだったらボールを見せて、最後低めに落とせば空振りの確率も上がりますからね」と首を傾げた。



　続く丸佳浩を空振り三振に仕留め、2アウトとしたが、若林楽人に逆転の適時三塁打を許した。



　6回表終了後、中日の継投について「これはベンチが采配しているので仕方がないんですけど」と前置きをした上で、「普通は先発ピッチャーが同点に追い付かれるまでは先発が投げないといけないですからね。ですから、ベンチとしては１点もやりたくないところで勝野に代えたんですけど、それが裏目に出たということですよね」と指摘した。



（提供：東海ラジオ ガッツナイター）