中国は「完全に合意破り」=貿易交渉停滞にいら立ち―トランプ氏

4

2025年05月30日 23:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

トランプ米大統領=28日、ワシントン(EPA時事)
 【ワシントン時事】トランプ米大統領は30日、SNSへの投稿で、「中国は合意を完全に破った」と主張した。具体的な合意違反の内容には触れていないものの、中国との貿易交渉が進展していないことにいら立ちを示したとみられる。米中は関税を互いに115%引き下げることで合意していた。

 米国は中国に対する相互関税の上乗せ分について、発動を90日間停止。経済・貿易問題に関する協議の枠組みを設置することで合意した。ただ、中国からの輸入品には、合成麻薬の流入対策の不備を理由に発動した20%と合わせ、計30%が課されたままとなっている。

 トランプ氏は「中国はわたしの非常に高い関税で、米国市場への参入が事実上不可能になった」と指摘。「中国を救うために迅速な合意を結んだ。全ては急速に安定し、通常の取引に戻った」と、関税引き下げの効果を強調した。

 だが、「もう終わりだ」と強い不満を表明し、中国との貿易協議が想定通りに進んでいないことをにじませた。トランプ氏が中国に対し、再び関税を引き上げる可能性がある。 

このニュースに関するつぶやき

  • 戦略もないから思いつきで関税の発動を決めたのか?困るのはアメリカであり、トランプ政権の大打撃だな。黙ってNATO、EU、日本、隣国2つと仲良くうまくやっていればいいものを。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(4件)

前日のランキングへ

ニュース設定