萩原京平 (C)ORICON NewS inc. あす31日開催のRIZIN韓国大会『RIZIN WORLD SERIES in KOREA』のファンイベント「前夜祭」が30日、試合会場のソウル・パラダイスシティで行われ、ゲストとして萩原京平が参加した。
【インタビュー動画】萩原京平「フェザー級で上がっていきたい。それだけの練習をしている自信もあります」 現地取材しているORICON NEWSは、イベント前の萩原に直撃インタビュー。西谷大成に勝利した『RIZIN男祭り』から1ヶ月、次の試合に向けた動きや韓国大会の注目カードを聞いた。
■韓国大会は金太郎の快勝に期待「顔つきが良かったから、やってくれるんじゃないかな」
――今回は「前夜祭」のゲストとして韓国まで来られたんですね。
【萩原】もともとは韓国大会に出場予定だったんですけど、『男祭り』に出ることになって、その流れで韓国も会場に遊びに行こうかなって感じで来ました(笑)。
――韓国はよく来られるんですか?
【萩原】ちょいちょい来ますね、ショッピングとかご飯を食べたり。今回も6月4日まで滞在するので、いろいろ行こうかと思います。自分はカジノやギャンブルは一切やらないですね。ファイターとして常に戦ってるんで、余計なこととは戦わんでいいです(笑)。
――韓国大会の注目カードは?
【萩原】金太郎くんとヤン・ジヨンの試合が楽しみですね。お互いにストライカーで絶対に噛み合う試合になると思うし、さっき金太郎くんと話したら「やるかやられるかの試合を見せるから」って言ってて、顔つきもめっちゃ良かったんで、やってくれるんじゃないかな。あと、武田(光司)くんも同じジムの仲間なので気になるし、もちろん応援しています。
――TRIBE TOKYO MMAでは佐藤将光選手も出稽古に来ていますよね。
【萩原】佐藤選手とも練習させてもらっているし、パトリックとメイソン兄弟とも親交があるし、あとはケイト・ロータス選手とも大阪時代から面識があって、この前は頼まれて向こうのジムに打撃の指導にも行きました。気になる試合が多いので今回はすごく楽しみな大会ですね。
――アゼルバイジャンに続いてRIZINの2度目の海外大会ですが、自分が出るならどこで開催してほしいですか?
【萩原】ラスベガスで試合をするのが自分のファイターとしての人生の中での一つの目標なので、RIZINもラスベガスでやってほしいですね。自分が初めて海外旅行をしたのがラスベガスで、MGMとか大きな会場にUFCの広告が出ているのを見て、エンターテインメントの本場で自分も絶対にここで試合をするって決意しました。ボクシングの井上尚弥選手もラスベガスで活躍していて、日本人にもそういうポテンシャルがあると世界で証明しているで、自分も体現したいです。
■王者シェイドゥラエフとの距離は「最速であと1年くらいでたどり着けると思う」
――『男祭り』から4週間ほど経ちましたが、練習は再開されていますか?
【萩原】試合直後は大阪に2週間くらい戻ってジムの若い子と練習して、東京に戻ってからはグラップリングのクラスに参加したり徐々にペースを上げています。香川大会と『男祭り』の連戦でファイトキャンプを2回やって追い込んだので、ジムのトレーナーの方から「今はちょっとずつ上げていこう」と言われました。韓国から戻ったら、7月ころの試合を見据えてしっかり練習をやっていこうと思います。
――『男祭り』ではヒロヤ選手とともに「男気ボーナス」を獲得しましたが、賞品は届きました?
【萩原】なにも届いてないですよ(苦笑)。ヒロヤと半々って言われても何をもらえるかも連絡がないけど、自分はお酒を飲まないので日本酒はヒロヤにあげます。牛一頭はもらいたいですね〜。
――7月に試合をするとしたら、どんなファイターと対戦したいですか?
【萩原】そこにこだわりはないですけど、次はもう少しレベルの高い選手とやりたいと話しています。外国人ファイターでも誰でもいいので、世間が「こいつを倒したらMMファイターと成長した」と認めるような相手とやりたいですね。香川大会でやったトビー・ミセッチもピークは過ぎた選手だけど残してきた実績もすごいし、試合が決まったときに映像を見て「けっこう強いな」と思いました。外国人はくぐってきた修羅場の数が日本人とぜんぜん違うので。
――RIZINフェザー級は「誰が新王者のシェイドゥラエフを止めるのか」が新たなテーマとなっています。
【萩原】シェイドゥラエフは誰が見ても強いし、それを止める選手に自分がなりたいともちろん思っているけど、今の段階の確率ではすごく分が悪い事もわかっています。でも、今の環境で練習していたら最速であと1年くらいでたどり着けると思うし、やるからにはチャンピオンを見据えています。
――『男祭り』では朝倉未来選手にも対戦要求していましたが…。
【萩原】未来はツンデレなんで(笑)。今はツンツンして全然相手してくれないんで、自分が無視できないところまで行けばファンも運営も試合を見たいってなるし、そうやって盛り上がるようにもっていきたいですね。そのために7月の試合に勝って、年末に鈴木千裕とかと戦えたらいいなと思っています。
――2週間後の札幌大会ではヴガール・ケラモフvs.木村柊也もあり、フェザー級は注目試合が続きます。
【萩原】そうですよね、その中に自分が上がっていったほうが絶対に面白くなるし、フェザー級をかき回したいですね。今の環境で練習を重ねることで、こういうことを言える自信もついてきました。それまでは根拠のない自信で自分を洗脳しながら試合に出ていたけど、最近の香川大会や『男祭り』は「ここまで厳しい練習をやってきた」という絶対的な自信があったので、次の試合も自分を追い込んで強くなりますよ。
――試合が決まると、また厳しいファイトキャンプも始まりますね。
【萩原】もう覚悟してますよ。大阪から東京に戻る新幹線に乗ってる時、そろそろ練習しなきゃなって思ってたら、ちょうど(TRIBEコーチの)長南さんから「そろそろ練習再開です」ってLINEがきました(苦笑)。韓国から東京に戻ったらビシビシやっていきますよ!
●『RIZIN WORLD SERIES in KOREA』対戦カード
PPVはU-NEXT、ABEMAなど各種プラットフォームで前売りチケットが発売中。
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